俳優の亀梨和也菜々緒吉岡里帆三池崇史監督が2日、都内で開催された映画『怪物の木こり』公開記念舞台挨拶に登壇。亀梨は付き合った相手がサイコパスだったら?という質問への回答で、吉岡や菜々緒を感心させた。

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 倉井眉介の同名小説を三池崇史監督が実写化した本作は、目的のためには殺人をもいとわないサイコパス弁護士・二宮彰が、連続猟奇殺人犯に襲撃され、報復を誓うという内容のサスペンス作品。

 亀梨は、サスペンスを通じて冷酷な二宮が人間性を取り戻していくストーリー展開について「そこの流れというのが一番大事だよなっていう風に思っていたので」「人間性というかピュアな部分というのは、吉岡さんとのシーンていうのが非常にカギになってきていたので、そのあたりは丁寧に」と撮影を振り返った。

 二宮の本性を知らない婚約者・荷見映美を演じた吉岡は「台本を読ませていただいた時に、ラストシーンに全てを懸ける思いで演じましたし、やっぱりこういう展開があるからこの作品って、読後感がただのサイコスリラーとかを見たときの読後感とは全然違うと言いますか。すごく切ないし心に残る作品だなという風に感じました」とコメント。

 捜査本部で孤立しながらも連続殺人事件を追う警視庁プロファイラー・戸城嵐子を演じた菜々緒は「今までにない側面でサイコパスを描くっていうのは、作品としてあまりなかったんじゃないかなという風に思いますし。二宮の本意じゃない流れでサイコパスになってしまった。そしてその心境が変わっていくっていうのが、またすごく斬新で」「どの人も裏切られるっていうような形のエンディングで衝撃があるので。これは本当にたくさんの方に見ていただいて、驚いていただきたい」と本作の魅力を語った。

 その後、付き合った相手がサイコパスだったらどうするか問われた亀梨は「好きになった方が、もしサイコパスだったらしょうがないなって感じ」と発言。これに吉岡は「男前ですね~」と感心し、亀梨は「時間を重ねて、相性とかでいろいろ変化もしていくじゃない? なので、付き合ってサイコパスだったらどうにかしますよ」とも語った。吉岡と菜々緒は亀梨の考えに感心しつつも、自身の場合については「NO(嫌)」と笑顔で答えていた。

映画『怪物の木こり』公開記念舞台挨拶の様子  クランクイン!