マンチェスター・ユナイテッドエリック・テン・ハフ監督が3日に行われるプレミアリーグ第14節ニューカッスル戦の前会見に出席し、カメルーン代表GKアンドレ・オナナについてコメントした。2日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在27歳のオナナは、足元の技術を買われ推定4700万ポンド(約88億円)の移籍金で今季インテルから加入。すぐに正GKの座を勝ち取った同選手は、プレミアリーグではここまで5度のクリーンシートを達成し、セーブ数、セーブ率共にリーグで2番目の成績を残している。一方でチャンピオンズリーグ(CL)では5試合で14失点と苦戦しており、11月29日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループA第5節ガラタサライ戦で自身のミスを含む3失点により、チームは勝利を逃してしまった。現地ではオナナに対する批判が集まっているという。

 テン・ハフ監督はオナナについて「CLではいくつかのミスを犯してしまったが、彼はうまくやっている。統計に基づくと彼はプレミアリーグで2番目に優れたGKであることが分かる」とリーグ戦での活躍を強調しながら擁護した。

 さらに次節のニューカッスル戦での起用についても「ミスをしたバイエルン戦の3日後に行われた試合の
パフォーマンスを見れば、彼が強い人物であることが分かる。ニューカッスル戦でも挽回してくれるだろう」と、4失点を喫したCL・グループステージ第1節のバイエルン戦後に行われたプレミアリーグ第6節バーンリー戦でクリーンシートで勝利に貢献したことを挙げ、ニューカッスル戦でもオナナを起用する意向を明かした。

 マンチェスター・ユナイテッドでの評価をこれ以上落とさないために、アフリカネーションズカップへの参加を辞退し、大会期間中もクラブに残ることを検討しているとも報じられているオナナ。ここまで5連勝中の“強敵”ニューカッスルを相手に、守護神として勝利に貢献できるのだろうか、注目だ。

 

マンチェスター・ユナイテッドのGKアンドレ・オナナ(左)とエリック・テン・ハフ監督(右)[写真]=Getty images