ブンデスリーガ第13節が2日に行われ、ボーフムとヴォルフスブルクが対戦した。

 日本代表FW浅野拓磨が所属するボーフムはここまで12試合を消化し、1勝7分4敗の勝ち点「10」で14位。なかなか勝ち点「3」を掴めずにいるものの、直近4試合では1勝3分と無敗をキープしている。今節は8位ヴォルフスフブルクをホームに迎えての一戦。浅野は2トップの一角として開幕から13試合連続でのスタメン入りを果たした。3試合ぶりにネットを揺らすことはできるだろうか。

 最初のチャンスは6分のヴォルフスブルク。右サイドを持ち上がったリドル・バクが中央へパスを送り、これを受けたロヴロ・マイェルが反転から左足を振り抜くもシュートは枠の上へ。対するボーフムは15分、左サイド敵陣深くでボールを受けた浅野がボックス内にノールックパスを送り、走り込んだマトゥシュ・ベロがダイレクトで狙ったが、惜しくも相手GKのブロックに阻まれた。

 その後は浅野がボックス内でシュートを放つなど、ボーフムが攻勢を強めていく。すると19分、左からのクロスのこぼれ球を拾ったパトリック・オスターヘッジが巧みなタッチから左足を一閃。ボックス中央から放たれたシュートがゴール左下隅に突き刺さり、ホームチームが先制に成功した。24分には再び浅野がボックス内へ抜け出すもシュートはGKがキャッチ。38分にはアントニー・ルジアのボレーシュートが左ポストを叩いた。

 39分、ボーフムはケヴィン・シュテーガーの左CKにベルナルドが頭で合わせ、リードを2点に広げる。対するヴォルフスブルクは45+1分、ヨナス・ウィンドが反転から相手DFラインの背後へスルーパスを送ると、抜け出したマティアス・スバンベリがGKとの1対1を制し点差を縮めた。

 ボーフムは後半の序盤も最前線の浅野を起点に追加点を狙っていく。しかし、ヴォルフスブルク守備陣も要所で粘り強い対応を見せ、ミドルシュート以外に目立ったチャンスを作らせない。次第に中盤での激しい攻防が続く展開となり、イエローカードが提示される場面も目立つようになる。70分には味方の浮き玉パスで最終ラインの背後を取った浅野がボックス中央からシュートを放つも、相手DFのブロックに阻まれた。

 75分、ヴォルフスブルクはボックス内で左からのクロスを収めたウィンドが巧みな反転から右足でシュート。しかし、ボーフムのGKマヌエル・リーマンが右足一本でこれを弾き出し、同点ゴールを許さない。直後には右サイドスローインからチャンスを作るも、ヤニック・ゲルハルトの強烈なシュートはGKリーマンの好セーブに阻まれた。

 すると87分、ボーフムは途中出場のクリストファー・アントウィ・アジェイが背後への抜け出しから冷静にネットを揺らし、リードを2点に広げる。試合はこのまま3-1で終了し、ボーフムがリーグ戦2勝目を手にした。なお、浅野は72分までピッチに立っている次節、ボーフムは8日にアウェイでホッフェンハイムと、ヴォルフスブルクは9日にアウェイでフライブルクと対戦する。

【スコア】
ボーフム 3-1 ヴォルフスブルク

【得点者】
1-0 19分 パトリック・オスターヘッジ(ボーフム)
2-0 39分 ベルナルド(ボーフム)
2-1 45+1分 マティアス・スバンベリ(ヴォルフスブルク
3-1 87分 クリストファー・アントウィ・アジェイ(ボーフム)

浅野拓磨が所属するボーフムが今季2勝目! [写真]=Getty Images