プレミアリーグ第14節が2日に行われ、ニューカッスルマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。

 7位ニューカッスルと6位マンチェスター・ユナイテッドによる激戦必死の強豪対決。前節は退場者を出したチェルシーを4-1で下し、リーグ戦2試合ぶりの白星を手にしたニューカッスルはさらなる上位進出に向けて連勝を目指す。対するマンチェスター・ユナイテッドは直近ではリーグ戦3連勝中と徐々に調子を取り戻しつつある。果たして勝ち点「3」を手にするのはどちらのチームになるだろうか。

 序盤は拮抗した展開に。11分にはブルーノ・フェルナンデスのスルーパスに抜け出したアレハンドロガルナチョがボックス内でシュートを放ったがGKニック・ポープが好セーブ。対してボール保持率で大きく上回るニューカッスルは17分、キーラン・トリッピアーのパスでボックス内右に抜け出したジョエリントンがマイナスに折り返し、待ち構えていたミゲルアルミロンがダイレクトで狙ったが、こちらもGKアンドレ・オナナが鋭い反応を見せた。

 ニューカッスルは20分にも決定機。ブルーノ・ギマランイスの長いスルーパスに抜け出したアルミアロンが中央へ低いクロスを供給。最後はアレクサンデル・イサクが左足を振り抜いたが、惜しくも枠を捉えることができなかった。39分にはボックス手前右でFKを獲得し、トリッピアーが直接ゴールを狙ったが、鋭いシュートはクロスバーを叩き先制点とはならず。その後もニューカッスルがチャンスを作り続けたものの、ゴールネットを揺らすことはできず、前半はスコアレスで終了した。

 試合の均衡が破れたのは55分、ニューカッスルは敵陣内でのインターセプトを起点にバイタルエリアに侵入すると、ギマランイスのパスでボックス内へ抜け出したトリッピアーがグラウンダーのクロスを供給。これにアンソニーゴードンダイレクトで合わせゴールネットを揺らした。先制を許したマンチェスター・ユナイテッドは61分にアントニーとラスムス・ホイルンドを投入し状況の打開を図る。

 しかし、その後もニューカッスルは主導権を渡さず。78分には左に開いたジョエリントンがゴール前にグラウンダーで折り返し、こぼれ球をボックス内中央のルイス・マイリーが狙うも、カバーに入ったアーロン・ワン・ビサカが身体を張ってブロック。何とか追いつきたいマンチェスター・ユナイテッドは82分、こぼれ球を拾ったセルヒオ・レギロンが強烈なボレーシュートを放つも、ファビアン・シェアのブロックに阻まれた。

 89分、マンチェスター・ユナイテッドは左からのアーリークロスをハリー・マグワイアが競り合い、こぼれ球をアントニーが押し込みネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められず。その後もスコアは動かず試合は1-0で終了し、ニューカッスルマンチェスター・ユナイテッドの連勝を「3」で止めた。次節、ニューカッスルは7日にアウェイでエヴァートンと、マンチェスター・ユナイテッドは6日にホームでチェルシーと対戦する。

【スコア】
ニューカッスル 1-0 マンチェスター・ユナイテッド

【得点者】
1-0 55分 アンソニーゴードンニューカッスル

決勝ゴールを挙げたA・ゴードン [写真]=Getty Images