リバプールは3日、プレミアリーグ第14節でフルアムをホームに迎え、4-3で競り勝った。リバプールのMF遠藤航は83分からプレーし、移籍後初ゴールを挙げている。

前節マンチェスター・シティ引き分けた3位リバプール(勝ち点28)は、3日前に行われたヨーロッパリーグではLASKリンツ相手に主力を半数ほど起用して首位通過を確定させた。そのリバプールは6選手を変更。遠藤がベンチに戻り、ファイ・ダイクやソボスライ、アーノルドらがスタメンに戻った。

14位フルアム(勝ち点15)に対し、サラー、ルイス・ディアス、ヌニェスの3トップで臨んだリバプールが押し込む入りとすると、20分に先制する。ボックス手前右で得たFKをアーノルドが直接沈めた。

しかし4分後に追いつかれる。マティプのボールロストからロビンソンの左クロスをハリーウィルソンに流し込まれた。

ウィルソンの恩返し弾を浴びたリバプールだったが、39分に勝ち越す。マク・アリスターがボックス手前左でルーズボールを右足一閃したスーパーミドルが見事ゴール右上に突き刺さった。

マク・アリスターの移籍後初ゴールで2-1と勝ち越したリバプールだったが、追加タイム3分に追いつかれる。CKの流れからテテに押し込まれると、直後はオフサイド判定となるも、VARでオンサイドとなり同点とされた。

さらに同7分、再びCKの流れからリームにネットを揺らされるも今度は副審の判定通りオフサイドに救われ、2-2で前半を終えた。

迎えた後半も押し込むリバプールは52分、ソボスライのミドルシュートでゴールに迫ると、1分後にはロングカウンターからヌニェスのシュートがバーに直撃。続く61分にもサラーのラストパスからヌニェスに決定機が訪れたが、仕留めることはできない。

その後、マティプが負傷交代となったリバプールは小康状態に陥ると、80分に逆転される。サイド攻撃で揺さぶられた流れからデコルドバ=リードにヘッドで叩き込まれた。

追う展開となったリバプールは遠藤を投入。投入直後の84分にはボレーでゴールに迫ると、直後のCKからルイス・ディアスのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKレノの好守に阻まれた。

それでも87分、遠藤が移籍後初ゴールとなる同点弾。サラーのパスをペナルティアーク中央の遠藤が右足ダイレクトでゴール右上に蹴り込んだ。

さらに1分後、一気に逆転する。ボックス左でルーズボールを拾ったアーノルドがトラップから右足を一閃。強烈なシュートでネットを揺らした。

これが決勝点となってリバプールが勝利。打ち合いを制し、今季のアンフィールド公式戦全勝を維持としている。