ブンデスリーガ第13節が3日に行われ、レヴァークーゼンドルトムントが対戦した。

 就任2年目のシャビ・アロンソ監督の下、今シーズン開幕から未だ無敗を維持している首位レヴァークーゼン。直近では公式戦14連勝を記録するなど絶好調を維持している。今節の相手は暫定5位のドルトムントチャンピオンズリーグ(CL)では“死の組”とも形容されたグループF突破を決めたものの、直近のリーグ戦5試合は2勝2分1敗とやや安定感を欠いている。

 試合の均衡が破れたのは5分。敵陣左サイドで起点を作ったドルトムントは、ボックス手前でマルコ・ロイスマルセル・サビツァー、ニクラス・フュルクルクと繋ぎボールはボックス内左へ。ここに走り込んだユリアン・リエルソンが左足で押し込み幸先良く先制に成功した。出鼻を挫かれたレヴァークーゼンはグラニト・ジャカやフロリアン・ヴィルツを起点にボール保持率を高め、シュートチャンスをうかがっていく。

 21分、右サイドの敵陣深くでボールを受けたジェレミーフリンポンが縦に仕掛け中央へ折り返すと、こぼれ球に反応したジャカが左足を振り抜くも強烈なシュートは惜しくも枠の右へ。31分にはボックス手前でFKを獲得し、アレハンドロ・グリマルドが左足で直接狙ったが、GKグレゴール・コベルのセーブに阻まれた。45+1分には右を駆け上がったフリンポンのグラウンダーの折り返しヴィルツが右足で合わせネットを揺らしたが、直前にオフサイドがあったとして得点は認められなかった。前半はこのまま0-1で折り返す。

 後半の序盤もレヴァークーゼンが主導権を握る。56分にはヴィルツ、グリマルドとのパス交換からヨナス・ホフマンがボックス内右へ抜け出すも、グラウンダーの折り返しは味方へ繋がらず。対してドルトムントは押し込まれる時間帯が続くも、守備陣が再三粘り強い対応を見せる。62分にはボックス内に抜け出したエセキエル・パラシオスのシュートをマッツ・フンメルスブロック。こぼれ球に反応したヴィルツのシュートはGKコベルがセーブした。

 守りの時間が続いていたドルトムントは68分、ロイスのボール奪取を起点にチャンスを作り、最後はフュルクルクがボックス内左で左足を振り抜いたが、シュートは枠を捉えきれず。ピンチを凌いだレヴァークーゼンは79分、ボックス内右に抜け出した途中出場のパトリック・シックが右足で折り返すと、ゴール前でフリーのヴィクター・ボニフェイスが難なくネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 その後は両チームがチャンスを作るも、互いに勝ち越しゴールを奪うことはできず。試合はこのまま1-1で終了し、両チームが勝ち点「1」を分け合う展開となった。レヴァークーゼンは公式戦での連勝が「14」でストップしたものの、リーグ戦での無敗を維持している。次節、レヴァークーゼンは9日にアウェイでシュトゥットガルトと、ドルトムントは8日にホームでライプツィヒと対戦する。

【スコア】
レヴァークーゼン 1-1 ドルトムント

【得点者】
0-1 5分 ユリアン・リエルソン(ドルトムント
1-1 79分 ヴィクター・ボニフェイス(レヴァークーゼン

レヴァークーゼンとドルトムントの一戦はドローで終了 [写真]=Getty Images