12月1日、仁村紗和が主演を務めるドラマプレミア23「SHUT UP」(12月4日スタート、毎週月曜夜11:06-11:55、テレ東系)の記者会見が都内で行われ、仁村のほか、共演の莉子、片山友希、渡邉美穂が出席した。

【写真】会見中、楽しそうに撮影エピソードを語る4人

女子大生たちが友人を傷つけた男への復讐に立ち上がる

同作は、仁村演じる、貧しいがどんな困難も諦めない真っ直ぐで芯のある女子大生・田島由希が主人公のオリジナルドラマ。

心優しく自己主張することが苦手な川田恵(莉子)、いつでも冷静な現実主義者の工藤しおり(片山)、素直で明るいムードメーカーの浅井紗奈(渡邉)とともに、同じ寮で身を寄せ合いながら「それでも今を諦めたくない」と思い日々を懸命に生きる由希。

しかし、その中の一人が予期せぬ妊娠をしたことをきっかけに、運命が狂い出していくクライムサスペンスとなっている。

■片山「テレ東Loversなので(笑)、うれしかったです」

本作への出演が決まったときの感想を聞かれた仁村は、「最初にこのお話を聞いたとき、マネジャーさんからざっくりと“4人の女の子の復讐劇だよ”というふうに聞いて、今までやったことがない感覚がありましたし、面白そうだなって思って。その後プロットを見たら、ただの復讐劇じゃなくて、社会的な要素とかが含まれていて、“これはやりがいがありそうな作品だな”と思いました」とコメント。

また片山は「私は“女の子の友情”という作品をやったことがなかったので、すごく面白そうだなと思ったのと、私がテレ東Loversなので(笑)、うれしかったです。女優になって最初に受かったオーディションが「セトウツミ」(2017年10月期)というテレ東のドラマだったので…。ぜひ参加したいと思いました」と喜びを語った。

また役柄を演じる上で難しかった点については「結構、由希ちゃんは芯が強くて、正義感があって、かっこいい人で、“青い炎”みたいに静かに燃えている感じが、台本を読んでいてすごく感じていました。その“静かに燃えている”というのをちゃんと見てくださる方に伝わればいいなというところを意識していて、そこが難しいなと思ったところです」と明かした仁村。

するとすかさず渡邉が「“青い炎”って表現、すごい新しい(笑) 。でも納得する表現です! しっかり伝わってました!」と大きくうなずいていた。

■仁村「感じていただけることがたくさんあると思います」

口元が隠されている印象的なメインビジュアルにちなんで、まだ“誰にも話していないこと”や“黙っていた秘密”などを聞かれると、仁村は「最近“乗馬”を始めまして、乗馬ライセンス5級を取って、4級も取ろうかなとたくらんでいます」と驚きの秘密を告白。

これには莉子も「すごくくだらないことを話そうと思ってたのに、こんなすごい話が来ちゃった(笑)」と苦笑いを浮かべながらも「最近、五本指ソックスデビューしました。ピラティスに通っていて、“五本指ソックスいいよ”と教えてもらってから、最近ほぼ毎日履いています。履くときは朝とかきついんですけど、脱ぐときがめっちゃ気持ちいいんです!」と明かした。

続いて片山は「私は結構ファザコンです。三人娘の末っ子で甘やかして育ててもらったので。父親がすごく音楽が好きで、父親が聞く音楽を私も興味があるので、ジャズストリートというフェスに二人で行ったりしました」と回答。

さらに渡邉が「この間部屋を掃除していて、本棚をあさっていたら、中学校のときに図書室で借りた本、まだ返してなかったです…」と驚きの事実を明かすと、一同からは「やばい」「それは秘密だ」とツッコミが。

続けて「私図書委員だったんです(笑)。“サマーウォーズ”を借りていて。でも卒業のときも何も言われず、誰からもとがめられることもなくて…今から学校に返しに行くのもどうなのかなと思って黙っていたのですが、もし記事で見かけた中学関係者の方いたら、返しに行こうかと思います! 申し訳ありませんでした…! 」と話し、笑いを誘った。

最後に視聴者へのメッセージを聞かれた仁村は「このドラマは今の若い世代が現代で生きている、リアルな現実の物語です。自分自身が決断することの大切さや強さとか、自分を大事にするってどいうことなのかというヒントが随所に散りばめられていますし、感じていただけることがたくさんあると思います。世代問わずに見ていただきたいですが、特に由希ちゃんとかと同世代に見ていただけたら幸いです。本当に真心をこめて作っていますので、楽しみにしていてください」と呼びかけた。

「SHUT UP」の記者会見に出席した(左から)渡邉美穂、仁村紗和、莉子、片山友希/※ザテレビジョン撮影