絵本『夜の木』などで知られるインドのアーティスト、バッジュ・シャームによる展覧会「バッジュ・シャーム・キョウト 鎌倉遷展」が、神奈川・北鎌倉の東慶寺・松岡宝蔵にて開催。会期は、2023年11月30日(木)〜12月18日(月)まで。

バッジュ・シャーム 『Untitled』 (2023年)

まるで工芸品のようなハンドメイド本の出版社として、日本でも熱烈な支持を集める南インドの「タラブックス」。その代表作『夜の木』を手がけたことでも知られるバッジュ・シャームは、“森の民”とも呼ばれるインド中部の少数民族・ゴンド族のアーティスト。世界的に高い評価を集めるほか、インド国民栄誉賞を受賞している。

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今年8月に、世界遺産の東寺・食堂(じきどう)で開催された「バッジュ・シャーム・キョウト」では、19日間で約1万人が来場。大きな話題となった同展のポスト・サテライトイベントとして今回、「バッジュ・シャーム・キョウト 鎌倉遷展」が開催される。

バッジュ・シャーム 『Fish Birth』 (2014年)

本展では、京都で未出品の作品を中心に原画約20点を展示。バッジュ・シャームが京都滞在中に、京都の街や自然、人々の暮らしや文化などからインスピレーションを受けて制作した新作も初公開する。

驚くほど緻密なパターンや大胆なコンポジション、ユニークなモティーフと鮮やかな色彩のコンビネーションなどが目を惹く作品の数々。作品内で表現されている、ゴンド族に伝わる神話や伝承、そしてバッジュ・シャーム自身の物語とともに原画を展示する。さらに、その貴重な原画作品を一部販売するほか、作品を用いたオリジナルグッズを扱うミュージアムショップもオープンする。

バッジュ・シャーム 『Untitled』 (2019年)

トライバルアートでありながら現代的なフィーリングを併せ持ち、“現代ゴンド・アーティスト”として進化を続けるバッジュ・シャーム。その魅力をこの機会にぜひ体感してみよう。

※掲載情報は11月30日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「Bhajju Shyam KYOTO 鎌倉遷展」
会期/2023年11月30日(木)〜12月18日(月)
会場/北鎌倉  臨済宗円覚寺派 松岡山 東慶寺[松岡宝蔵]
住所神奈川県鎌倉市山ノ内1367
開館時間/9:30〜16:00
料金/入場無料
URL/https://bhajju-shyam.jp/
※カメラ、スマートフォンを問わず境内は撮影禁止(会期中は本展示スペースに限り撮影可)

「バッジュ・シャーム・キョウト 鎌倉遷展」の開催を記念し、
TSUCHIYA KABAN 鎌倉店でも原画作品の特別展示を開催中

TSUCHIYA KABAN 鎌倉店でのサテライト展示
会期/2023年11月30日(木)〜12月18日(月)※毎週火曜日定休
会場/TSUCHIYA KABAN 土屋鞄製造所 鎌倉店
住所神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-10-2
営業時間 /10:00~18:00
料金/入場無料
URL/https://tsuchiya-kaban.jp/pages/shop_kamakura

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