鹿島アントラーズは4日、岩政大樹監督(41)の退任を発表した。

岩政監督は、鹿島やポリス・テロ(タイ)、ファジアーノ岡山、東京ユナイテッドプレー。引退後には指導者の道へと進み、東京ユナイテッド選手兼コーチ東京大学ア式蹴球部コーチ、上武大学監督を務めた。

2022年に鹿島のトップチームコーチに就任。レネ・ヴァイラー監督が来日できず、シーズン当初は代理で指揮。その後引き継いだが、8月にヴァイラー監督が解任され、正式に監督に就任した。

シーズンを通して指揮を執った今シーズンは、開幕からつまづくも4月後半から5連勝を記録。9戦無敗を記録し順位も上昇。優勝争いに参加したが、後半戦では取りこぼしが目立ち徐々に順位を下げ、最終的には5位で終了していた。

YBCルヴァンカップではベスト8まで進出するも、名古屋グランパス相手に敗れて敗退。天皇杯3回戦ヴァンフォーレ甲府PK戦の末に敗れていた。

岩政監督はクラブを通じてコメントしている。

「鹿島を離れることになりました。鹿島のこと、選手たちのことを考え続けた日々でした。後悔はありません。どんな時もチームを後押しし、選手たちを支えてくれた皆様に感謝いたします。選手時代も含めて約12年間、本当にありがとうございました