「シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.15 -フィジカル- room.Onaya Rion『Pupa』」が今週12月7日(木) より開幕する。

2022年4月に着任した白井晃芸術監督のもと、節目となるvol.15でリニューアルされた「シアタートラム・ネクストジェネレーション」。「演劇」と「フィジカル」の2ジャンルが誕生し、今回初のフィジカル部門での募集で女屋理音(room.Onaya Rion)が選出された。

女屋理音は、3歳からクラシックバレエを始め、ピナ・バウシュとの出会いを機にコンテンポラリーダンスの道を目指す。お茶の水女子大学舞踊教育学コース在学中はピナ・バウシュを中心に研究を行いながら、ダンサーとして能美健志、梅田宏明、ハラサオリなどの振付作品に参加。同時に、振付家として自身の創作活動をスタートし、『I'm not a liar.』(2021) で横浜ダンスコレクションコンペティションII新人振付家部門最優秀新人賞を受賞。現在は、DaBYレジデンスアーティストとしても活動している。『Pupa』のモチーフは“昆虫”。蛹(さなぎ)を意味する『Pupa』をタイトルに置き、〈内的感覚〉や〈記憶の循環〉に着目した新作をお届けする。

公演ビジュアルおよび、女屋と出演のAokidのコメントも公開。公演ビジュアルはアートデザインが生駒優貴(絵描き:Cobble)・生駒卓、撮影が大洞博靖となっている。

<コメント全文>
■振付・演出・出演 女屋理音

女屋理音

稽古を通して、私たち人間固有とされている「内的感覚」を見つめていくうちに、昆虫から得たはずの着想が、とてつもない人間らしさに着地したように思います。舞台上で人間同士が生み出す情景を、皆さまご自身の何かと重ねて、実感を共有できたら何よりです。ぜひ、劇場に足をお運びください。

■出演 Aokid

Aokid

今年の初めに、女屋さんと同じ舞台でそれぞれ作品の上演をしたのがきっかけで、この度声をかけてもらって出演することになりました。その時の作風は全く互いに違ったものでした。これからキャリアが始まる作家の初期作となる今作で、自身の中でふつふつと育てられてきたイメージと、一方で外部から集まったプレイヤーたちがいて、早速その外部を取り入れる作業も稽古場で試してみている女屋さん。(彼女には積極的にダンス以外のインスピレーションを大事にしていることが感じられます)それがどのようなバランスで劇場に届けられるか、ぜひお立ち会いください。

<公演情報>
シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.15-フィジカル-
room.Onaya Rion『Pupa

Pupa』メインビジュアル

2023年12月7日(木)~12月10日(日)
会場:シアタートラム

振付・演出:女屋理音
出演:Aokid 鈴木春香 畠中真濃 青柳潤 女屋理音

■音楽
DRUMS:家坂清太郎
KEYBOARD:Hanna ※12月7日(木)・9日(土)・10日(日) 公演に出演

公演HP:
https://setagaya-pt.jp/stage/13374/

『Pupa』キャストビジュアル