ベンフィカアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア(35)との契約延長を目指している。スペイン『Fichajes』が伝えている。

アルゼンチンが産んだ稀代のアタッカー、ディ・マリア。19歳で欧州上陸後、レアル・マドリーマンチェスター・ユナイテッドパリ・サンジェルマン(PSG)、ユベントスと各国随一の名門を渡り歩き、迎えた今季、“欧州での最初のクラブ”ベンフィカへと1年契約で帰ってきた。

来夏のコパ・アメリカを最後にアルゼンチン代表からの引退を発表するなど、確実に選手キャリアの幕引きが近づいているわけだが、そのパフォーマンスは未だ健在。チームは残念ながらチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ敗退が決定も、自身は公式戦17試合で7ゴール2アシスト…エース級の働きでベンフィカをけん引する。

そんな35歳に対し、ベンフィカを率いるドイツ指揮官ロジャーシュミット監督がこのほど、契約延長を目指していると公の場で明言した。

「我々はもう1年、ディ・マリアと共に歩みたい。それは現在進行形で努力していることであり、明確なクラブ計画のひとつだ。我々全員が彼とのトレーニングセッション、そして全試合を楽しんでいる」

今なおチームメイトやコーチ陣、そして全世界のファンを魅了する稀代のアタッカー、ディ・マリア。色褪せることのない35歳を、いつまでも手元にとどめておきたいというベンフィカの意志は、至極当然のことと言える。