安楽智大投手がハラスメント問題によって楽天を自由契約となり、ようやく自身のX(旧Twitter)を更新した田中将大投手。

 SNS好きの田中はそれまで連日のように投稿していたが、それがピタリと止まり安楽の問題が起きてから実に8日ぶりの更新。そこでは「自分もチームの年長者として(中略)意識が甘かったと反省しています」と謝罪の言葉のオンパレードとなった。

「安楽が可愛がられていた田中をバックに調子に乗り問題行動を起こしていたことは明白で、若手の間では田中も『ヤバイ人』の一人になっていた」(楽天担当記者)

 これから注目されるのが、そんな田中の契約更改だ。昨年オフは9億円(出来高込み)という年俸から一気に4.25億円減の4億7500万円(出来高込み)で1年契約を結んでいる(金額は全て推定)。

「田中は日米通算200勝まであと3勝。安楽の問題が起こる前、楽天は海外FA権を保有している田中との再契約を打診しています」(前出・楽天担当記者)

 しかし、今季も24試合に登板して7勝11敗、防御率4.91と前年をさらに下回り、日本球界復帰後は3年で20勝32敗と大きく負け越しているのだ。加えて今回の問題と無関係な立場ではないことから、さらなる大減俸が予想される。

「親会社の楽天にとってはサッカーのJ1神戸が創部29年目にして初優勝を果たしている。涙を流して喜んでいた矢先の今回のパワハラ問題が起き、楽天グループの三木谷浩史会長オーにとっては完全に泥を塗られた格好。田中の年俸でその怒りの度合いを測れると思います」(前出・楽天担当記者)

 プロ野球史上最大減俸は2016年の杉内俊哉(巨人)の4.5億円減で、5億円から5000万円まで減俸しているが、田中の場合は果たして。

(小田龍司)

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