リバプールの日本代表MF遠藤航が自身のゴールを振り返った。

3日に行われたプレミアリーグ第14節でフルアムをホームに迎えたリバプール。日本代表MF遠藤航はベンチスタートとなった。

点の取り合いとなった試合は、前半を2-2で折り返すと、80分にフルアムが3点目をマーク。遠藤はその直後の83分に投入された。

すると、87分にボールを前線へ押し込んだリバプール。ボックス右で相手を引き付けたモハメド・サラーが繋ぎマイナスのボールを送ると、ボックス手前中央に走り込んだ遠藤が右足でダイレクトシュート。ゴール右上に圧巻のミドルシュートを叩き込んだ。

同点ゴールを記録した遠藤。スタジアムのボルテージは最高潮に達すると、すぐにトレントアレクサンダーアーノルドが逆転ゴールを決め、4-3の逆転勝利を収めた。

試合後のインタビューに応じた遠藤は、全て英語で応対。苦しい戦いの中で良い結果になったと語った。

「僕たちにとってはとてもタフな試合でした。僕が入った時には負けていたしゴールが必要でした」

「実際にゴールを決められて良かったですし、やり遂げられました」

改めてゴールについて問われると「本当に良かったと思います」と語りながらも、「ゴールを決めることは予想外でした。僕はディフェンダーだし、6番(アンカー)なので」と、自身でもゴールまで決められるとは思っていなかったようだ。

ただ、「ピッチ上でやるべきことはわかっていましたし、ゴールも素晴らしかったです。ただ、攻撃的にプレーしようとしていて、常にゴールを狙っていたし、実際に決めることができました」

「最後の10分、15分間のプレーで勝利に貢献できたことは嬉しいです」

短い出場時間ではあったが、ビハインド時に起用された遠藤。ユルゲン・クロップ監督も「決定的なチャレンジに勝利し、最高のパスを出し、最高のゴールを決めた」と称賛していたが、特に指示は出されていなかったようだ。

「監督からの指示は特にありませんでした。自分らしくやるという感じで。状況は理解していましたし、ホームで勝ち点3が必要な試合でした」

「ゴールをした後、スタジアムの雰囲気は本当に凄かったです。サポーターたちは僕たちにもう1点決められると感じさせてくれましたし、本当にそうなりました」

「こういった試合に勝つためには、このメンタリティがとても重要です。これからも努力をし続けます」

遠藤はこれでリバプールで16試合目。2ゴール1アシストと短い出場時間ながらも結果も残している。

リバプールでのプレーについては「常にフットボールを続けるだけです。もちろん、家族と一緒にここに来れたことは、僕にとってはとても大事なことです。でも、他に特別なことはありません」とコメント。どこまでも、いつも通り自分の力を発揮するだけだと感じているようだ。