「ヒジを温めて深呼吸」が効く!

ダイエット中なのに…いや、ダイエット中こそ、どうしても何かを食べたくなるものですよね。そんなストレスによるどか食いが止まらないとき、いったいどうすればよいのでしょうか。

成功率99.2%を誇る減量外来(ダイエット外来)ドクター、工藤孝文先生によれば、「ヒジを温めて深呼吸する」だけで食欲が治まるというのです。

ストレスどか食いの原因は自律神経の乱れ

ストレスどか食いが止まらないときは、ゆっくりと深呼吸をしてみましょう。食べたいという気持ちが少しやわらいできたような気がしませんか?これは深呼吸によって自律神経の乱れが整ったからなのです。

自律神経とは、自分の意思とは関係なく刺激や情報に反応して体の機能をコントロールしている神経のことです。自律神経には交感神経(活動モード)と副交感神経(休息モード)があり、この二つのバランスが整うことで、私たちは心身ともに健康でいることができているのです。

ストレスどか食いが止まらないのは、自律神経が乱れて交感神経が過剰に優位になっていることが原因と考えられます。そんな時に効果的なのが深呼吸です。深呼吸は、副交感神経を優位にさせ、高ぶる交感神経を静める効果があることがわかっているからです。

「ヒジを温める」+「深呼吸」で食欲が収まるワケ

東洋医学では、ヒジや腕は呼吸器の筋肉と関連しているといわれています。実際、ヒジから指先にかけて呼吸器に効くツボもいくつかあることがわかっています。したがって、ヒジを温めると胸の筋肉が緩み、呼吸がラクになるのです。

この東洋医学の考え方に従い、アームカバーやサポーターなどを使ってヒジを温めながら深呼吸をすると、より深い呼吸ができるようになり、自律神経のバランスも整いやすくなります。その結果、ストレスどか食いをより効果的に予防できるというしくみです。

深呼吸ならいつでもどこでも気軽にできますよね。ダイエットでイライラしても、深呼吸、深呼吸…。体重だけでなく自律神経までコントロールできるようになるという一石二鳥メソッド、深呼吸。気づいたら深呼吸をするクセをつけるだけで、痩せやすい体をつくることができるはずです。

ストレスで食欲が止まらない…そんなときには深呼吸を!