慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業 OUI Inc.(ウイインク:株式会社OUI)は、自社で開発した iPhone に取り付けて眼科診察を可能にするアタッチメント型医療機器 Smart Eye Camera (以下SEC)について、ブラジルでの医療機器登録を行ったことをご報告します。

【Smart Eye Camera (SEC)について】
OUI Inc.は“世界の失明を50%減らし、眼から人々の健康を守る”ことを理念に、医学・工学・ビジネスのプロフェッショナルが力を合わせて活動する、慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業です。 眼科の診察を可能にする iPhone アタッチメント型医療機器 SECをゼロから開発しました。iPhoneのカメラと光源を利用した眼科診療機器は本邦初であり、動物実験の結果及びヒトの眼を使用した臨床研究の結果にて、既存の細隙灯顕微鏡と同等の性能があることが証明されています。
世界の失明原因第一位は白内障です。白内障は適切な時期に治療をすれば失明に至らない可能性が高いにもかかわらず、発展途上国においては白内障による失明が社会問題となっています。SECはiPhoneに取り付けて使用する小型な医療機器であるため、電気のない地域や被災地など場所を選ばず眼科診察を可能にします。

【ブラジルでの医療機器登録について】
OUI Inc.は、SECを通じて、従来眼科医療を届けることができなかった患者さんに適切な診断を届け、世界の予防可能な失明と視覚障害を克服することを目指して活動しています。
これまで、アジア・アフリカ・中南米地域をはじめとする世界30か国以上で、現地の眼科医・NGO・医療機関・国際機関と協力して、様々なパイロット実証を行ってきました。

ブラジルでは、2021年から、米州開発銀行(IDB)が実施するプログラムSilver Economyの支援を受け、現地医療NGOと協働してアマゾン地域に住む先住民(インディオ)の方々に眼科医療を届けるための遠隔診断モデルの構築に取り組んでいます。

Smart Eye Cameraは2019年6月に日本、2021年6月に欧州、2021年10月にケニア、2023年6月にカンボジア、2023年11月にインドネシアで医療機器登録を行っており、今回はそれらに続く海外での医療機器登録となります。今後本格的にブラジルの眼科医・医療機関と連携を強め、現地の眼科医療の課題解決に邁進していきます。

参考)

2021年10月6日プレスリリース 

「IDB のSilver Economyに、OUI Inc.とブラジルの医療NGOとの協働プロジェクトが採択」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000064389.html

2021年3月8日プレスリリース

「OUI Inc.がブラジルの現地NGOと共同でインディオ(先住民)向けの眼科支援プロジェクトを発足」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000064389.html

OUI Inc.は、今後も国内外の多様なパートナーと連携しながら、世界の失明を50%減らし、眼から人々の健康を守るために邁進します!

【会社概要】
OUI Inc.は“世界の失明を50%減らし、眼から人々の健康を守る”ことを理念に、医学・工学・ビジネスのプロフェッショナルが力を合わせて活動する、慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業です。
会社名 :OUI Inc. (株式会社OUI)
URL :http://www.ouiinc.jp
本社所在地:東京都港区南青山2-2-8 DFビル510
代表取締役:清水映輔
設立 :2016年7月15日
事業内容:医師のアイデアをもとにした医薬品・医療機器の開発と実用化及び同コンサルティング業務

配信元企業:株式会社OUI

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