岐阜県高山市立南小学校育友会は、日本PTA全国協議会の会長表彰を受け、市長へ表彰を報告するとともに研究大会での発表内容を紹介しました。

南小育友会の皆さんと高山市長

南小学校育友会(PTA)は、令和5年度日本PTA全国協議会の会長表彰を受けました。これに伴い、令和5年11月29日(水)、南小学校に田中明高山市長を迎え、表彰に至るまでの経緯や、学校、保護者、地域全体が子どもたちのために協力して実施した活動や取り組みへの想いを伝えました。

役員からは「近年、小学校や育友会を取り巻く環境は大きく変化しているが、家庭、地域、小学校の方々の子どもたちに対するあたたかいサポートが育友会活動の源になっています。子どもたちのために、との強い想いが、子どもたちの安心や安全を確保し、子どもたちの心を豊かにしている。さらにはこの活動の積み重ねが、より良い社会につながっていく。」との話に対し、市長からは、「表彰おめでとうございます。自身も南小学校出身であり、大変歴史のある学校でこのように育友会が素晴らしい取り組みをされていることは誇らしく、地域活動の一例として大変参考になる。また、地域全体で子どもを育ててくださることに感謝しかない。」との言葉がありました。

  • 日本PTA全国協議会会長表彰の経緯

令和3年度:南小学校育友会活動を実施

令和4年10月29日:第67回岐阜県PTA研究大会in東濃(土岐市)に参加し、分科会にて令和3年度の南小学校育友会の活動を発表。岐阜県PTA連合会は研究大会の発表を受けて南小学校育友会を全国に推薦

令和5年11月24日令和5年度日本PTA全国協議会会長表彰を受ける(於ホテルニューオータニ)

高山市立南小学校は高山駅の西にある創立約120年の歴史ある小学校です。

南小学校は「あたたかい心の花をさかせ、自分づくりをすすめる子」を教育目標に掲げ、子どもたちの「自分から」を大切に運営しています。育友会(PTA)の組織は、本部役員7名と委員会実行委員長10名の計17名で構成し、小学校をはじめ地域等と連携して良好な関係の中、充実した育友会活動となっています。また、近年では委員会の統合等により育友会活動の効率化を図るとともに、家庭環境やジェンダーに配慮した育友会の運営を行っています。

  • 活動(研究)テーマについて

コロナにより人と人との関係が希薄になっている状況の中、育友会では活動を通じて、少しでも人と人との関係性をつなげていきたいという想いから、「みんなでつなごう ココロと笑顔」というスローガンを掲げ、「ココロと笑顔をつなぐための活動」を実施しました。

1.気持ちをつなぐ活動(人と人をつなぐ、地域をつなぐ、世代をつなぐ活動)

・あいさつ運動…月1回、子どもたちが登校する朝、育友会役員は玄関の前に立って子どもたちと挨拶を交わします。子どもたちの様子を見守り、お互いの元気を確認

体操服抽選会…使用しなくなった体操服を集め、必要としている方に届けるリユース活動。小さいサイズがたくさん集まったため、新1年生を対象に抽選会を実施

アルミ缶回収…回収袋を設置し、各自その袋にアルミ缶を入れる非接触の方法でたくさんのアルミ缶を回収

2.安全と安心をつなぐ活動(子どもたちの安心と安全を確保する活動)

SST(スクールサポートチーム)活動…家庭・学校・地域が一体となって、子どもたちの安全・安心な登下校のための見守り活動を実施

・交通安全教室…例年6月に高山警察署から派遣された講師により、全校児童を対象に交通安全講習を、3年生の児童を対象に自転車訓練を実施

・救命救急講習会…例年、夏休み前の7月上旬に高山市消防署から派遣された講師により、1年生の保護者を対象に救命救急講習会を実施

3.学びをつなぐ活動(親子で一緒に学ぶ親子学習会)

・命の授業…例年冬に、6年生の親子学習会で、高山赤十字病院の助産師による「命の授業」を実施。親子では話題にしにくい「命の誕生」というテーマについて話すきっかけづくりにも寄与

・ロボット講習会…令和3年7月、6年生の親子学習会でロボット講習会を初めて開催。二足歩行ロボット格闘競技大会「ROBO-ONE」で、過去に日本一になったことがある飛騨神岡高校ロボット部による講習は、キャリア教育の一環としてその後も継続して開催

【本件に関するお問い合わせ】

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   岐阜県高山市花岡町2-18

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