SF作家にして、アニメ黎明期にさまざまな作品の脚本を手がけた豊田有恒さんが、食道がんのため2023年11月28日、お亡くなりになっていたことが公式Xにて発表された。

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喪主である豊田久子夫人の署名で投稿されたポストによると、「かねてより療養中のところ令和5年11月28日、食道がんのため85歳で永眠いたしました」とのこと。
葬儀は豊田さんの遺志により、近親者のみで執り行われたそうだ。

■ご報告 #豊田有恒 pic.twitter.com/c7gR4qmCTV

— 豊田有恒【公式】 (@aritsune_toyota) December 5, 2023


豊田有恒さんは1938年5月25日群馬県前橋市に誕生。1963年にSF作家としてデビューした後、同年末アニメ「エイトマン」で脚本家デビューを果たす。その後、手塚治虫さんから手腕を買われて虫プロに入社。「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」の脚本を担当。虫プロ退社後は「スーパージェッター」「宇宙少年ソラン」などの脚本を執筆する。
1967年「冒険ガボテン島」を最後にアニメ脚本からは手を引くが、1970年代から「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの主要スタッフとして原案、設定制作に携わる。
1980年代は創作集団パラレル・クリエーションを主宰し、出渕裕さん、星敬さんなどアニメ業界でも活躍する人材を輩出した。

ご冥福をお祈りいたします
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作家・豊田有恒さん、食道がんのため死去。「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「エイトマン」「宇宙戦艦ヤマト」などアニメ黎明期に礎を築く