Great Dane Brewing株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役:Muramoto Shinji)は、2024年1月19日(金)に宮城県仙台市秋保(あきう)地区に、レストラン併設のクラフトビール醸造所をオープンします。Great Dane Brewing(グレートデーンブリューイング、以下グレートデーン)はアメリカ、ウィスコンシン州マディソンで1994年に創業した人気クラフトビールブランドですが、初めての海外進出先として日本の仙台を選びました。アメリカ人と日本人からなる混成チームが、両国のクラフトビール文化を融合させ、東北の地から新たなスタイルを提案します。

クラウドファンディングでは圧倒的なスピードで目標達成

グレートデーンに関するご紹介の前に、1点だけお知らせします。11月30日にスタートしたクラウドファンディングは、開始からわずか43時間で目標金額の500万円を達成しました。本プロジェクトに関する注目度の高さ、共感の広がりを感じさせます。なお、クラウドファンディング12月31日までの予定で、現在は2ndゴールの800万円に向けて順調に支援額を増やしています。

CAMPFIREのページ】

https://camp-fire.jp/projects/view/691147

※グレートデーンに関する詳細な情報はこちらのページに載っています。

ウィスコンシン州のビールのシンボル「グレートデーン」

グレートデーンはアメリカ、ウィスコンシン州の州都マディソンで1994年に、ロブ・ロブレグリオ(以下、ロブ)とその友人によって創業されました。同州にはミルウォーキーなどの都市がありますが、ビールの名産地としてよく知られています。

赤く塗ったところがウィスコンシン州
印象的な「ドッグヘッド」のロゴマーク

グレートデーンはウィスコンシン州において、5軒の「ブリューパブ」(出来立てビールを併設の飲食店で飲むことができるスタイル)を経営しており、マディソンの街に欠かすことのできない存在です。

マディソンの街のグレートデーンの店舗

■アメリカのレジェンド醸造家が仙台に完全移住

ブリューマスター(ビール醸造の総責任者)を担うロブは、2012年には全米のナンバーワン醸造家(Brewer of the Year)に選出されたこともある第一級のビール職人です。

グレートデーンUSAの創業者でもあるロブ

ロブは縁あって、2016年に創業した松本ブルワリー(長野県松本市)の醸造アドバイサーに就任しました。頻繁に来日して日本のビール市場を見ていく中で、「もっと多様で、もっと美味しい、そしてもっと楽しいビールを自ら日本人に届けたい」と思うようになったのです。

7年以上の準備期間を経て、宮城県仙台市にてようやく夢が第一歩を踏み出します。なお、ロブの本プロジェクトにかける想いには並々ならぬものがあり、アメリカの自宅を売却して、新たに仙台に家を購入しました。

なお当社が調べた範囲では、海外で実績のあるクラフトビールブランドが輸入や委託醸造ではなく、日本で自ら醸造所を立ち上げてビールの生産に乗り出すのは初めてのケースだと認識しています。

■進出先として選んだのは今注目の仙台市秋保地区

日本進出にあたっては、ジェトロ(日本貿易振興機構)のサポートもあり、宮城県仙台市に決まりました。仙台市といっても、秋保(あきう)地区は温泉地として有名で、年間240万人もの観光客が訪れる東北を代表する観光地のひとつです。

秋保を代表する老舗旅館「緑水亭」の露天風呂

最近では、個性的なカフェや物販店も増え、またアーティストやクリエイターの移住もさかんな、今非常に注目を集めている地域です。

古民家を移築したカフェ「アキウ舎」

■主力商品はあえて日本人が大好きな「ラガー」に

国内のクラフトビールメーカーは、大手ビールメーカーとの差別化という観点も含めて、香りが華やかな「エール」(上面発酵)と呼ばれるビールタイプを主力に置くことが多い傾向にあります。一方で、グレートデーンでは、日本人が本当に好きなのは「ラガー」(下面発酵)と呼ばれる、のどごしが良いビールではないかと考え、「GREAT LAGER」と名付けた商品をフラッグシップとして打ち出します

フラッグシップの「GREAT LAGER」

■併設レストランでは「アメリカ x 宮城」のオリジナル料理を提供

醸造所に併設するレストランには80を超える席数を用意しています。ただの「試飲」ではなく、最大16種類の出来立てビールを飲みながら、ビールと相性の良いつまみを食べて、ゆっくりと時間を過ごしていただくことが可能です。

レストランの店内

レストランで提供する料理は、アメリカを感じさせるものがほとんどですが、可能な限り地元宮城県産の食材を使用することで、「アメリカ x 宮城」というオリジナルテイストを表現します。具体的には、ウィスコンシンのビアパブの定番「チーズカードのフライ」では、蔵王チーズの協力を得てオリジナルのチーズカード(一口大のモッツァレラチーズのようなもの)を作ってもらっています。あるいは、石巻産のホヤを、クラムチャウダーならぬ「ホヤチャウダー」にすることで、ホヤの新しい食べ方を提案します。

チーズカードのフライ
ホヤチャウダー

■創業メンバーは日米混成のプロフェッショナルチーム

グレートデーンUSAの創業者であるロブ・ロブレグリオを中心に、ビールはもちろんワインやウィスキーなど酒類全般の製造に精通した清沢哲也、アメリカで何度もシェフとしての受賞経験があるムラモトシンジ、マーケティングや情報発信のプロである子安大輔、スポーツキャスターでありながらビールの知識が豊富なフィルドーソンという、日米混成の5名のチームで創業しました。

日米混成の5名の創業メンバー

●ロブ・ロブレグリオ(ブリューマスター

アメリカ・ウィスコンシン州マディソンにて、1994年にグレートデーンを創業し、地域を代表するクラフトビールブランドへと育て上げる。ビール醸造の技術も卓越しており、2012年には全米年間最優秀醸造者に選出。グレートデーンの日本進出は、日本を愛する彼の強い希望であり、開業にあたって秋保の地に自宅を購入し、移住をした。

●清沢哲也(ビール製造責任者)

アメリカ留学中、創業間もないグレートデーンにてロブのもとで働いたことをきっかけに、ビールの世界に足を踏み入れる。帰国後は日本最大手のクラフトビールメーカーで醸造家として働いていた経験を持つ。ビールのみならず、国内数多くのワイナリーや蒸留所のプロデュースや製造コンサルティングにも関わり、農業を絡めた地域活性にも精力的に取り組んでいる。

●ムラモトシンジ(執行責任者)

ウィスコンシン州マディソンに留学し、その後、同地にてレストランを開業。複数店舗を展開してビジネスとして成功をおさめるとともに、ジェームズ・ビアード財団賞の中西部最優秀シェフ賞に何度もノミネートされ、マディソン・フード&ワイン・ショーのデュエル・シェフ・コンクールで3年連続優勝するなど、料理人としても確かな評価を獲得。

●子安大輔(マーケティング責任者)

博報堂でマーケティングプランナーとして経験を積んだ後、外食産業の世界に転身。飲食店・商業施設・ホテルの企画開発やコンサルティング、飲料や食品の商品開発など、食をテーマに様々な活動を行っている。また、過去に書籍を2冊上梓しており、大手メディアでも複数の連載をするなど、執筆活動や情報発信にも精力的。

フィルドーソン(醸造家)

スポーツメディアのパーソナリティとして活躍し、ESPN、FOXスポーツ、ターナースポーツ、ウィスコンシン大学などで働いてきた。彼の日本のクラフトビールへの情熱は、日本人の妻とともに日本を訪れた時に芽生え、以来、日本のクラフトビールの歴史や市場動向、文化を理解することに専念。マディソン・カレッジではクラフトビール醸造と発酵科学の資格を取得。

■ブリュワリー所在地
〒982-0241
宮城県仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原5
https://www.greatdanebrewing.jp/

■SNSアカウント
●X(旧twitter)
https://twitter.com/GreatDaneJPN
●Instagram
https://www.instagram.com/greatdanejapan/
●Facebook
https://www.facebook.com/profile.php?id=100066969794351

配信元企業:Great Dane Brewing株式会社

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