中日ドラゴンズ

中日ドラゴンズ監督の森繁和氏が元広島東洋カープ高橋慶彦氏のYouTubeに出演。2007年の日本シリーズ第5戦で発生した「完全試合目前の継投」の裏側を語った。

 

■2007年の「完全試合継投」を振り返る

高橋氏と森氏がトークした今回の動画。

そのなかで2007年の日本シリーズ第5戦、先発の山井大介投手が北海道日本ハムファイターズを相手に8回まで完全試合をしていたものの、日本一に王手をかけていたこともあり、落合博満監督(当時)が9回に岩瀬仁紀投手に交代した話題に。

森氏は「あれはもし、山井が完全試合をやっていても…。やっていたら、それはあれだけど、やってなくても、2人での完全試合というのは、これから出ないと思う」と語った。

 

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■みんなが岩瀬投手だと…

さらに「1人での完全試合はあると思う、これからも。日本シリーズの優勝決定戦では、まずありえない」と森氏は力を込める。

続けて「よく代えたなと。俺だったら絶対嫌だと言う、投げてやるって」と笑うと、高橋氏も「野手も『おまえ行け』と言うかもしれない」と指摘する。

すると森氏は「そう思うだろ? 言わないんだよ。井端も、荒木も。谷繁も『絶対に代えると思いました』って。今まで岩瀬で勝ってきている。あと1人で完封じゃないかというときは、ほかのやつが行ってるんだよ。でも、これで優勝というときは、絶対に岩瀬だとみんなが思った」と語った。

 

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■夜のニュースで…

当時の状況について森氏は「優勝できなかったとき、どれだけ。53年ぶりの優勝だよ、俺と落合が生まれたときの優勝だからな。杉下茂さんが日本一になって以来だから。そらもう、なんでも勝ちたいと思ったけど。終わってから震えたな」と振り返る。

そして「夜、ニュース番組を見ていたらさ、野球をやったことがないようなアナウンサーと解説者がさ、ああでもないこうでもない、『だから野球は人気がない』とか言って。頭にきたから電話してやった、テレ朝に」と明かした。

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■「同点になったら…」

森氏はさらに「ニュース番組の政治家みたいなのが、名前も顔も知っているけど、そいつが『だから野球人気がなくなる』。てめえにそんなことを言われる筋合いはないって」とコメント。

続けて「もしあのまま行ってよ、山井が先頭打者を出してしまった。あわてて岩瀬が行った、打たれて同点になったら、1つじゃなくて2つ3つパーになるじゃん。優勝できなくて北海道に行って負けたとなったら。勝てる保障はない」と振り返っていた。

 

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■現在でも議論に

話題に上がった2007年の日本シリーズ第5戦。中日ドラゴンズが王手をかけた試合はダルビッシュ有投手と山井投手の投げ合いに。

中日は2回に1点を先制すると、山井投手が相手に1人のランナーも許さず8回を投げ終える。完全試合を続行していたが落合監督は9回に岩瀬投手を投入し、三者凡退で日本一を決めた。

この継投については「なぜ交代させるのか」と一部で批判が上がり、野球ファンの間で現在も議論になっている。

■森氏が「完全試合目前の継投」を語る

中日ドラゴンズ日本一達成後、TV局に電話を… 森繁和氏が「完全試合目前の継投」の裏側を告白