デザート新⼈漫画⼤賞優秀賞でデビューした藤ももによる同名⼈気少⼥コミックが、宮世琉弥と原菜乃華のW主演により実写映画化した『恋わずらいのエリー』が、2024年3⽉15⽇(⾦)に公開することが決定。本作のティザービジュアルと特報映像、キャストやスタッフ陣からのコメントが到着した。

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藤ももの初連載作である「恋わずらいのエリー」は、2015年より連載を開始し、2018年には第42回講談社漫画賞少⼥部⾨にノミネートされ、「爆笑しつつキュン死にできる」「⾒事にドはまり」「共感しかなくて元気出る」と、ティーンの⼼を鷲掴みにした。

学校イチのさわやか王⼦、オミくんを眺めつつ“恋わずらいのエリー”の名で妄想をSNSにつぶやくのが⽇課の妄想⼤好き⼥⼦のエリー。ところが、パーフェクトだと思っていたオミくんは、実は⼝が悪いウラオモテ男⼦だった。しかも、エリーの超恥ずかしい妄想が彼にバレてしまったことで絶体絶命の⼤ピンチ!?かと思いきや、この2人だけの秘密をきっかけにまさかの急接近…。妄想の中だけだと思っていたのに、オミくんが現実の彼⽒となるのか!?

“推し活”という⾔葉が浸透し、あらゆる世代が⽇常的に推し活をしているいま、推しとの妄想が現実になるというある種のシンデレラストーリー的な側⾯を持つ本作。妄想⼤好き⼥⼦の奮闘に共感しつつ、怒涛のドキドキシチュエーションにキュンキュンしっぱなしのノンストップミラクルラブストーリーとなっている。

実は⼝の悪いウラオモテ男⼦のオミくんこと、近江章(おうみあきら)役を演じるのは、本作が映画初主演となる宮世琉弥。「君の花になる」や「パリピ孔明」など話題のドラマに⽴て続けに出演している若⼿俳優だ。出演にあたり宮世は「王道のキラキラした学園ラブストーリーをやらせていただいたことがいままでなくて、10代のうちに映画で主演ができるようにと夢に⾒ていた」と気合⼗分だ。幅広い役柄に挑戦し、俳優としても存在感を⾒せる⼀⽅で、アーティストとしても⾳楽活動を⾏い、様々な顔をあわせ持つ宮世の起⽤理由についてプロデューサーは「⾃らも⼤⼈っぽい雰囲気と少年らしい無邪気さをあわせ持ち、どの作品でも10代とは思えない安定感のあるお芝居を⾒せてくれる宮世さんしか考えられないとオファーしました」とコメント。

⽇々妄想をSNSでつぶやく妄想⼤好き⼥⼦、エリーこと市村恵莉⼦を演じるのは原菜乃華。ドラマ「真犯⼈フラグ」、映画『すずめの⼾締まり』(22)、『ミステリと⾔う勿れ』(公開中)などで注⽬を集め、NHK⼤河ドラマ「どうする家康」にも出演中だ。確かな演技⼒で頭⾓を現す若⼿⼥優の原にとっては、本作が恋愛映画初主演作となる。“妄想⼤好き⼥⼦”という超個性的なキャラクターへの挑戦に「エリーの、好きなことになるとわーっと⼊り込む熱量みたいなところは⾃分とも共通する部分」とコメント。原の起⽤については「様々な作品で毎回違った表情を⾒せてくれる原さんなら、妄想中のヨダレ顔(変顔)から恋する⼄⼥顔まで、くるくる変わる表情を、等⾝⼤の可愛らしさと説得⼒を持って魅せていただけると確信しています」とプロデューサーは語った。

ドラマ「ナイトドクター」「村井の恋」に続く3度⽬の共演となる宮世と原は、お互いの印象について「初めてお会いした時にお芝居が本当に上⼿で圧倒されていました」(宮世)、「宮世さんは誰に対しても壁を作らないすごくフレンドリーな⽅なので、すごくやりやすいですし、有難いです」(原)と語り、信頼感をにじませた。

メガホンをとるのは、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(16)、『旅猫リポート』(18)、『弱⾍ペダル』(20)などを⼿掛けた三⽊康⼀郎監督。「彼ら(宮世、原)の年代でしか出せない初々しさや輝きの瞬間をしっかり捉えながら、さらには、作品作りの難しさと楽しさをかみしめてもらいながら、彼らでなければできあがらなかった新しい映画になればと思っています。可愛く楽しく!みなさんに⻘春の楽しい時間をお届けできたらと思い、撮影に挑んでいます」とコメント。また原作者の藤からも映画化にあたって「主演のお⼆⼈が宮世さんと原さんとお聞きして、実写バージョンの妄想がすでに⽌まらなくなっています」と期待を寄せるコメントが到着。

さらに、制服に⾝を包んだ2⼈のティザービジュアルと特報映像も解禁。ドキドキな妄想が⽌まらない︕という表情でスマホを持ちながらうっとりするエリーと、彼女を包み込むように座るオミくん。果たしてこのオミくんはエリーの妄想なのか、それとも…!?

特報でも、妄想をつぶやくエリーに「その妄想、叶えてあげてもいーよ︖」という胸キュン台詞と共に迫るオミくんや、「オレに愛される覚悟ある?」と観客に問いかけるようにカメラ⽬線で語るオミくんなど、ドキドキのシチュエーションが詰め込まれ、恋も妄想も⽌まらない、まさにノンストップな世界観に期待が⾼まる。不器⽤な2⼈の恋に笑って、応援して、元気をもらえるラブストーリー『恋わずらいのエリー』の続報も今後チェックして。

■<キャスト、スタッフコメント>

●宮世琉弥(近江章:オミくん役)

「王道のキラキラした学園ラブストーリーをやらせていただいたことがいままでなくて、10代のうちに映画で主演ができるようにと夢に⾒ていたので、このお話が決まったと聞いた時はすごく嬉しかったです。オミくんは僕と似ている部分もあるのですが、実は毒⾆キャラみたいなウラオモテのあるところは、頑張って演技で表現していきたいと思います。原さんとは今回3度⽬の共演になりますが、初めてお会いした時にお芝居が本当に上⼿で圧倒されていました。そのほかにも同年代の⽅々がたくさんいる現場なので、しっかりやるところはやりつつオンオフを切り替えながら和気あいあいと撮影していきたいなと思います」

●原菜乃華(市村恵莉⼦:エリー)

「いつか恋愛映画のヒロインをやってみたいと思っていたので、それが叶ってとても嬉しいです。エリーの、好きなことになるとわーっと⼊り込む熱量みたいなところは⾃分とも共通する部分かなと思います。宮世さんは誰に対しても壁を作らないすごくフレンドリーな⽅なので、すごくやりやすいですし、有難いです。妄想⼤好き⼥⼦・エリーの勢いに笑ったり、かっこいいオミくんのギャップや可愛さだったりにキュンキュンできる作品だと思うので、そういうところを楽しみに観ていただけたら嬉しいです」

●藤もも(原作者)

「かなり癖の強い主⼈公なので映像化することはないだろうと思っていましたが、連載が終わって3年後にこのような機会をいただき本当に驚いています。エリーの妄想を現実にしてくださった映画関係者の皆様、応援してくださった読者の皆様に⼼からお礼申し上げます。また、主演のお⼆⼈が宮世さんと原さんとお聞きして、実写バージョンの妄想がすでに⽌まらなくなっています。スクリーンでオミとエリーに会えるのを楽しみにしています!」

三⽊康⼀郎(監督)

「『恋わずらいのエリー』を映画にするにあたって、まず最初に思ったのは、『かわいい』という⾔葉です。⻘春だし、恋愛だし、コメディなんですが、可愛くて楽しい作品。これを⽬指したいなあと思って作っています。出演者は次世代の若者たち。特に主演の宮世くんは19歳、原さんは20歳。彼らの年代でしか出せない初々しさや輝きの瞬間をしっかり捉えながら、さらには、作品作りの難しさと楽しさをかみしめてもらいながら、彼らでなければできあがらなかった新しい映画になればと思っています。可愛く楽しく!みなさんに⻘春の楽しい時間をお届けできたらと思い、撮影に挑んでいます。ぜひ、劇場へ⾜を運んで下さい!」

●主演キャスト起⽤理由についてのプロデューサーコメント

■オミくん役の宮世琉弥さんについて

「『さわやかイケメン』というカッコいい表の顔と『クソガキ男⼦』というカワイイ裏の顔。ともすると嫌なヤツに映りかねない⼆⾯性のある役ですが、どちらのオミくんも⾎の通った⼈間として魅⼒的に⾒えることが、この作品にとって⾮常に⼤切な要素だと思いました。⾃らも⼤⼈っぽい雰囲気と少年らしい無邪気さをあわせ持ち、どの作品でも10代とは思えない安定感のあるお芝居を⾒せてくれる宮世琉弥さんしか考えられないとオファーしました。

■エリー役の原菜乃華さんについて

「数ある少⼥コミック原作のラブストーリーの中でも最強の妄想⼤好きヒロイン・エリー。そんなことも?!という妄想までしてしまうエリーが可愛く⾒えることが、この作品成功の鍵だと思いました。様々な作品で毎回違った表情を⾒せてくれる原菜乃華さんなら、妄想中のヨダレ顔(変顔)から恋する⼄⼥顔まで、くるくる変わる表情を、等⾝⼤の可愛らしさと説得⼒を持って魅せていただけると確信しています」

文/山崎伸子

『恋わずらいのエリー』が、2024年3⽉15⽇(⾦)に公開。本作のティザービジュアルが解禁