イベリア・ヒストリック・エンデュランスの公式タイムキーパーであるクエルボ・イ・ソブリノスは、ヒストリアドール・ヒストリック・エンデュランスと名付けられた限定クロノグラフを発売します。

     (クエルボ・イ・ソブリノス公式サイト: https://cuervoysobrinos-japan.com/ )

このモデルは、ブリティッシュ・レーシング・グリーンの文字盤に、モータースポーツの代名詞であるシルバーのカウンターを配したバイコンパックス仕様。40mmのステンレススティール製ケースに収められたこの時計は、ほとんどの手首、特にレーシング・オーバーオールをまとった手首にフィットします。

クエルボ・イ・ソブリノスは、ヨーロッパを代表するサーキットで開催される一連のレース、イベリア・ヒストリック・エンデュランス (https://www.historicendurance.com)の公式タイムキーパーを務めています。イベリア・ヒストリック・エンデュランスの根底にあるのは、競争への情熱を分かち合いながらも、レース後にジョークを交わすこともある紳士的なドライバーたちというコンセプトです。スリルを味わいながら末永い友情を築くことができる、和気あいあいとしたリラックスした環境で、競技者たちは、表彰台の栄光を目指し、往年の名車でホイールトゥホイールのレースを繰り広げます。

クエルボ・イ・ソブリノスでは、各コンペティションのパフォーマンス・インデックスの勝者に、特別なパーソナル・ウォッチを贈呈しています。この指数は、最初にゴールラインを通過した者を評価するだけでなく、年齢、シリンダー容量、車のタイプ(ツーリング、GT、スポーツ)に応じて、最高の「パフォーマンス」を評価しているものです。

今回イベリア・ヒストリック・エンデュランスとのパートナーシップを記念して、クロノグラフの製造で豊富な経験を持つクエルボ・イ・ソブリノスが、バイコンパックスの限定モデル、「ヒストリアドール ヒストリック・エンデュランス」を製作しました。ツインカウンターのデザインは、このモデルのシンメトリーで調和の取れた外観とヴィンテージ風のスタイルに一役買っています。

文字盤はブリティッシュ・レーシング・グリーンで統一され、シルバーのカウンターがそれを引き立てています。この2つのカラーは、1900年に開催されたゴードンベネット・カップまで遡ることができます。ゴードンベネット・カップでは、ドライバーの国籍によってマシンのカラーが決められていました。このシステムはその後変更され、チームの国籍によって車体の色が決まるようになりました。たとえば、フランス車は「ブルー・ド・フランス」、ドイツ車はシルバー、イギリス車は「ブリティッシュ・レーシング・グリーン」で塗装されていました。

ダイヤルは、選び抜かれた繊細なディテールで彩られています。時針と分針、そして3時位置のスモールセコンド針はすべてリーフ型のシルバーですが、30分積算計の針はブラックで表示され、三角形の先端が際立っています。タキメータースケールはブラックで、視認性を高めています。ポルトガル語スペイン語でタキメーターを意味する「Taquimetro」は、歴史的レースの起源に敬意を表しています。

直径40mmのステンレススティール製ケースは、現代のテイストにマッチしています。ケースバックはねじ込み式で、自動巻きキャリバーCYS 8129を眺めることができるサファイアクリスタルを採用。さらに、クリスタルには「Historic Endurance」のオフィシャルロゴと「76」(限定生産数)の数字があしらわれています。

グリーンのステッチが施されたブラックのドライビング・スタイルのパンチング・カーフのストラップのパーフォレーション加工は、往年の伝統的なレーシング・グローブを想起させるものです。

イベリア・ヒストリック・エンデュランスは、参加車両の年式によって5つのカテゴリーに分類されるクラシックカーで構成されています。H-1976カテゴリーは、1972年1月1日から1976年12月31日までの最も若い車両に適用されており、「ヒストリアドール ヒストリック・エンデュランス」は、シリーズに参加する最も若いクルマにちなみ、76台の限定生産、オリジナルのキーホルダーが付属しています。

スペック

コレクション:

ヒストリアドール HISTORIADOR

モデル名:

ヒストリック・エンデュランス HISTORIC ENDURANCE

リファレンス:

3144.1HV

ムーブメント:

CYS 8129、ベースETA 2894、12 1/2 ''' 自動巻 直径28.00mm 高さ 6.10 mm

パワーリザーブ42時間 37石 周波数 28800 A/h ロゴ入りローター

機能:時、分、スモールセコンド、クロノグラフ、タキメーター

ケース:

ステンレススティール 直径40mm 高さ12.45mm 無反射コーティング ダブルカーブサファイアクリスタル 5気圧防水 サファイアクリスタルシースルーケースバック 「Historic Endurance 76」表記入り

ダイヤル:

ブリティッシュグリーン、プリントインデックス、シルバートーン・カウンター 針シルバートーンのリーフ型時針、分針、スモールセコンド針 9時位置に先端が三角形のクロノグラフ分針、中央にバトン型のクロノグラフ秒針

ストラップ:

ブラックのパンチングカーフ グリーンステッチ入り

バックル :

CySエンブレムを刻印したステンレススチール製フォールディングバックル

付属:

オリジナルキーホルダー付き

限定数:

76ピース、シリアルナンバー入り

価格:

748,000円(税込) 680,000円(本体)

● 「クエルボ・イ・ソブリノス」ヒストリー

~ 静かに眠り続けたラテンの時間 ~

1882年、ラモン・イ・クエルボはハバナでも一流ショップが集まるキンタ通りにLa Casa(ラ・カーサ)という高級時計宝飾店をオープンする。ほどなくアルマンド・リオ・クエルボを含む兄弟達が経営を手伝い始め、後に店名を“クエルボとその甥達”という意味である「クエルボ・イ・ソブリノス」(以下CYS)に変更、事業は次第に拡大した。時計はスイスのラ・ショー・ド・フォンで製造。卓越したスイスの時計製造の技術に、ラテンの精神を吹き込むことに成功する。

1940年代、砂糖需要の拡大によりのキューバはかつてない好景気に沸いた。それとともにCYSも絶頂期を迎え、一流時計メーカーにオーダーしたショップウォッチも数多く生まれた。

作家のアーネスト・ヘミングウェイ、俳優のクラーク・ゲーブル、政治家のウィンストン・チャーチル、そして物理学者のアルベルト・アインシュタインなど当時の著名人たちの多くが、クエルボ・イ・ソブリノスの顧客名簿にその名を連ねていることからも人気ぶりが窺い知れる。だが、その後、キューバ革命などの政情不安により、CYSは営業停止を余儀なくされる。

20世紀末、長い眠りから“発見”されたCYSは、2002年、前CEOのマルツィオ・ヴィラによって本格的にブランドが復活。現在はスイスルノワールモンを拠点に、クエルボファミリーの職人たちより受け継がれた時計のムーブメントや、当時のスケッチ、デザインからヒントを得ながら、かつてのモデルに独自のタッチを加え、新たにハバナテイストを基調としたエレガントなモデルを生み出している。

お問い合わせ:

株式会社ムラキ 時計部 TEL:03-3273-0321

配信元企業:株式会社 ムラキ

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