朝の情報番組「DayDay.」(日本テレビ系)が、低視聴率に息も絶え絶えだ。MCにNHKを早期退職した武田真一アナ、南海キャンディーズ山里亮太、進行役に黒田みゆアナを配しているが、個人平均視聴率は1%台、世帯平均視聴率2%台の惨状を晒している。テレビ関係者はその原因について、

「視聴者のターゲットが定まっていないのか、番組の方向性がハッキリしていません。ニュース、情報、バラエティーが混ざり合い、中途半端になってしまっていますね。曜日ごとのコメンテーターアンミカやヒロミといったマンネリ化した顔ぶれで、主婦層にはウケず、新鮮味や斬新さに欠けると思います」

 2023年2月末でNHKから「DayDay.」に横滑りした武田も、番組にフィットしていない。

「民放では初のレギュラー番組ですが、NHK時代のクセが抜けていないのか、カタい進行でギコちなさを感じさせます。柔らかさを出そうとしていますが、なかなか噛み合っていない。フォローする山里も爽やかさ欠けるなど『朝の顔』というタイプではないため、視聴率獲得には向いていないのでは…」(前出・テレビ関係者)

 武田と山里のギャラは1本あたり、推定50万円。帯番組ゆえ週に250万円ずつ、計500万円が支払われているといわれる。2人とも「DayDay.」の収入だけで年収1億円を超える計算だ。

「数字が取れないのに経費だけがかかる事態に、局内からは不満の声が高まっています。局アナを使ってもっと魅力的なコンテンツを作った方がいいような気がしますが…」(日本テレビ関係者)

羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)や「ラヴィット!」(TBS系)、「めざまし8」(フジテレビ系)といった強敵ひしめく朝の番組戦争を勝ち抜くべく、これからの巻き返し策はあるのか。

佐藤恵

アサ芸プラス