ヤマハ株式会社は、2023年12月21日(木)にサントリーホール ブルーローズ(東京都港区)にて「だれでも第九」コンサートを開催する。

【画像】ピアノの鍵盤を弾くとそのメロディーに合わせて伴奏とペダルが自動で追随する「だれでもピアノ」

指一本から弾ける自動伴奏追従機能付きのピアノ「だれでもピアノ」を使って、障がいのある3名のピアニストと、オーケストラと合唱団がベートーヴェンの「第九」を共演する「だれでも第九」。ハンデや経験、年齢に関係なく「第九」を演奏したいという熱い気持ちを持つピアニストの夢の実現をサポートし、音楽に向き合う勇気と喜びを届ける。なお本コンサートは、会場での観覧申し込みはすでに終了しているが、YouTubeによるオンライン(生配信・アーカイブ配信)で視聴できる。

ヤマハ東京藝術大学は、共同開発した自動伴奏追従機能付きのピアノ「だれでもピアノ」を用いたワークショップなどを通じて、「障がいの有無や年齢、経験に関わらず誰もがピアノ演奏を楽しむことができる」という発信を行い、一人でピアノが弾ける達成感と心震える体験を多くの人に生み出してきた。

コンサートでは、「ピアノを弾きたい」という熱い想いを持ちながらも障がいのために難しさを抱える3名が、「だれでもピアノ」で一人でピアノを弾くことからさらに一歩踏み出し、「だれでもピアノ」のピアニスト(だれでもピアニスト)としてオーケストラと合唱団と共演するという夢のステージに挑戦する。この演奏会の実現のために、既存の「だれでもピアノ」の技術に加えて「超・低遅延発音」技術を開発中だという。さらに、3名のピアニストそれぞれがオーケストラ・合唱の中で輝き、等しくベストを尽くせるよう、ピアニストそれぞれの弾き方や動きの特徴を踏まえた技術も追加していく。特設サイトでは、ピアニスト3名のインタビュー動画や当日に向けた練習の様子を随時更新している。

「だれでも第九」開催概要

開催日時:2023年12月21日(木) 16時 開場/16時30分 開演

会場:サントリーホール ブルーローズ(東京都港区)

鑑賞:会場での観覧(申込期間終了)/公式YouTube生配信の視聴(無料)/公式YouTubeアーカイブ(ダイジェスト)配信の視聴(無料)

※公式YouTubeの配信およびアーカイブは、後日、特設サイトで案内

【出演】

だれでもピアニスト:東野寛子/古川結莉奈/宇佐美希和

音楽プロデュース・編曲:高橋幸代

指揮:米田覚士

演奏:横浜シンフォニエッタ

合唱:東京混声合唱団

【演奏曲】

ベートーヴェン交響曲第9番 ニ短調 作品125『合唱付き』」

障がいのある3名のピアニストとオーケストラ、合唱団のかつてないシンフォニー「だれでも第九」開催