ウィリアム皇太子(41)が、英ロンドンスーパーマーケットの店頭で雑誌『ビッグイシュー』を販売し、訪れた買い物客らを驚かせた。この日、皇太子は昨年一緒に同誌を販売したホームレスの男性と再びタッグを組んだ。ウィリアム皇太子買い物客からの写真撮影に応じるなど、とてもフレンドリーな様子だったという。

ウィリアム皇太子は現地時間5日、英ロンドン西部のハマースミス地区にある英大手スーパーマーケット「Tesco(テスコ)」の店頭で、ホームレスの男性と一緒に雑誌『ビッグイシュー』を販売した。

皇太子が手伝っていたのは、デイヴ・マーティンさん(Dave Martin、61)という男性だ。2人は2022年6月、バッキンガム宮殿の近くにある路上で一緒に『ビッグイシュー』を販売したことがある

それから1年後の今年6月、ウィリアム皇太子はホームレスの救済を目的とするプロジェクト「ホームワーズ(Homewards)」のローンチを発表したがロンドンの施設を視察した際には、路上で『ビッグイシュー』を売るデイヴさんと再会する場面があった。

そんな2人が3度目の再会を果たし、一緒に同誌を販売した。

ウィリアム皇太子は前回と同様、『ビッグイシュー』のユニフォームである赤いベストとベースボールキャップを着用していた。ベストの左胸には、写真入りの身分証明書がつけられている。

デイヴさんも同じベストを着ていたが、頭には赤い『ビッグイシュー』のニットキャップを被っていた。

現地メディアによると、2人は昨年に出会って以来連絡を取り合っているそうで、この日はお互いにクリスマスカードを交換する場面もあった。

デイヴさんは『ビッグイシュー』を販売するほか自身のアート作品を制作しており、それらはホームレスを支援する団体「HomeLess Made」のウェブサイトなどで販売されている。

英メディア『Metro』によると、デイヴさんはウィリアム皇太子と再会したことについて「とても嬉しかった」と述べたうえで、「なんだか夢みたいだったけれど、彼はとてもフレンドリーでした。僕のことやホームレスの人達のことを心配してくれました」と語ったという。

そして現地の人々と交流したことについて、「みんなから良い雰囲気が伝わってきました。本当に素晴らしい一日でした」と付け加えた。

この日、「テスコ」に偶然買物客として訪れていたナヤラ・フレイタスさん(Nayara Freitas)は英メディア『BBC』の取材に応じ、ウィリアム皇太子とのやりとりを次のように明かしている。

「雑誌を買って、一緒に写真を撮りたいとお願いすると、ウィリアムは『もちろん、いいよ』と答えてくれたんです。」
「彼はとても優しかった。さっきもある女性に頼まれて、誰かの親類とビデオ通話をしているのを見ました。」

ウェールズ公夫妻の公式SNSは、ウィリアム皇太子とデイヴさんのツーショットを公開し、「デイヴと再び、ビッグイシューの最新版を売ることができて嬉しいよ!」と記していた。

画像は『The Prince and Princess of Wales 2023年12月5日付Instagram「Great to be back with Dave, selling the latest edition of the @bigissueuk once again!」』『Big Issue 2023年12月5日付Instagram「Big Issue vendor Dave Martin reunited with Prince William to sell copies of the latest magazine this morning in Hammersmith, West London.」』『HomeLess Made 2022年4月1日付Instagram「Dave Martin Untitled #3 as a framed A4 Fine Art Print for £30.00」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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