韓国ドラマ『冬のソナタ』が日本で社会現象になるほど大ヒットしてから今年で20年。アジアエンタメ系YouTubeチャンネル「WE LOVE K」は、「韓流20周年」を記念して韓国時代劇から現代ドラマ含むレジェンド韓国ドラマ4作品の第1話を特別無料公開する。「朱蒙(チュモン)」「階伯(ケベク)」「ラブレイン」「オレのことスキでしょ。」の4作品が、12月5日から週ごとに順次公開されるという。

【写真】「朱蒙」のスタッフが手掛けた時を超えたラブストーリー「ラブレイン」

■名作4タイトルの魅力を紹介

「朱蒙(チュモン)」は2006年に韓国での放送開始から35週間連続視聴率1位を記録したビッグタイトルだ。「宮廷女官~チャングムの誓い」に続く、国民的ドラマとして歴史的大ヒットした全81話の史劇ファンタジー。そしてその「朱蒙(チュモン)」で実力を見せつけた最強製作陣が手がける超大作時代劇「階伯(ケベク)」も、韓流好きであれば見逃せない。

さらに時代劇以外のタイトルとして、アジアのトップスター、チャン・グンソクと「キング・ザ・ランド」ユナ(少女時代)、「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督という最強トリオで贈る「ラブレイン」もラインナップに入っている。同作は時代を超えてつながっていく“運命的な愛”を描いた、究極のラブストーリーとして話題をさらった。

「オレのことスキでしょ。」は、日本でも大人気ロックバンドCNBLUEのジョン・ヨンファと「美男<イケメン>ですね」「アルハンブラ宮殿の思い出」のパク・シネがW主演を務めたラブコメディ。いずれもレジェンド級の時代劇ドラマと現代ドラマが、一挙にYouTubeで公開される形だ。

また「WE LOVE K」では、「恋するレモネード」「三国志~趙雲伝~」「隋唐演義~集いし46人の英雄と滅びゆく帝国~」など複数の韓流・華流の大ヒットドラマをYouTubeで特別全話無料公開中。

■各作品あらすじ紹介

■朱蒙(チュモン)

紀元前108年、漢の侵略により古朝鮮国が滅亡する。国を失った流民たちを率いて漢に抵抗する民族の英雄ヘモス(解慕漱)は漢軍との闘いで重傷を負い、河伯(ハベク)族の娘ユファ(柳花)に救われる。やがてふたりは恋に落ち、ユファはヘモスの子を身ごもるが、それを知る間もなくヘモスは漢軍の矢に倒れてしまう。 愛する人を失った悲しみの中、ユファはヘモスの親友で扶余(プヨ)の太子クムワ(金蛙)に保護されて男児を出産し、チュモン(朱蒙)と名付ける。

心ひそかにユファを思うクムワは彼女を側室に迎え、友の忘れ形見チュモンにあきれながら、ソソノはなぜか彼のことが心に残る。その後、兄たちの策略でついに宮中を追放されてしまったチュモンは、実父ヘモスであるとも知らず偶然出会った盲目の男性から武芸を学び、強く生まれ変わっていく。

■階伯(ケベク)

時は西暦612年。百済の武王(ムワン)の第一妃で新羅の姫であるソンファと息子ウィジャが刺客に襲われる事件が起こる。ソンファ親子の護衛将軍であるムジンの助けにより命を救われるが、ソンファを寵愛している武王の怒りは納まらない。

武王の第二妃、サテク妃は武王に「敵国の新羅の血が入った王子が百済の王になることを望む民はいない。新羅の血が入った混血の王子が後継者に任命されれば、刺客は益々二人を狙うでしょう」と警告。しかし、愛する長男ウィジャを後継者にしたい気持ちを捨てきれない武王を見て、サテク妃はソンファ王妃とウィジャ王子を暗殺し、その罪をケベクの父ムジンに被せる計画を企てる。

ウィジャ王子は生き残ったが、ムジンは反逆者の濡れ衣を着せられたまま行方不明になり、ムジンの妻は殺され、まだ幼い息子は自分の本当の身分も知らず、平民として育てられる。この幼い少年こそが後に百済の運命を背負って新羅の名将ユシンと死闘を繰り広げる百済の英雄、ケベク将軍であった。

■ラブレイン

70年代ソウル。韓国大学美術学科の学生で御曹司のソ・イナ(チャン・グンソク)は、わずか3秒で恋に落ちてしまった―。ベンチに座る女学生を見かけて心惹かれたイナは、窓の外に目を向けてスケッチをはじめる。彼女が姿を消したことに気づいて急いで外に出たイナがぶつかってしまった相手こそ、スケッチした彼女だった。

ほとんど言葉を交わすことなく別れるが、イナは彼女が落とした日記帳から、同じ大学の家政学科に通うキム・ユニ(ユナ)であることを知る。ふたりはある雨の日に再会。ひとつの傘に入ったイナとユニは、その日をきっかけに、お互いを意識しはじめる。けれどもイナがユニに告白しようと心に決めたとき、医学科に通うイナの友人のドンウク(キム・シフ)も、ユニに思いを寄せていることがわかってしまう。

積極的なドンウクの態度を見て、一度はユニをあきらめようとするイナだが、その思いは募るばかり。ふたりは愛を育みはじめるが、様々な壁がイナとユニの前に立ちふさがり、お互いへのかけがえのない思いを胸に抱きながらも、別れる道を選んでしまう…。

2012年。美術の教授となったイナ(チョン・ジニョン)はかつて愛したユナのことが今でも忘れられず、息子のジュンがまだ幼かった頃に離婚。樹木医となったユニ(イ・ミスク)はアメリカ留学中に出会った夫を失い、娘のハナをひとりで育て上げていた。そんなふたりが、雨の日に再会を果たす。彼らの子どもであるジュン(チャン・グンソク)は売れっ子のフォトグラファー、そしてハナは母親の影響でガーデナーとして働いている。ジュンとハナも北海道で偶然に出会い、反発しあいながらも惹かれあっていくが...。

■オレのことスキでしょ。

パンソリの人間国宝の祖父をもち、芸術大学の国楽科に通うイ・ギュウォン(パク・シネ)。

闘病中の指導教授の支援チャリティー演奏会を準備するギュウォンは、出演交渉のため、学内の人気バンド、ザ・ステューピッドのライブを見に行き、ギター&ボーカルのイ・シン(ジョン・ヨンファ)の演奏に一瞬で引き込まれてしまう。しかし演奏会当日、妹の急病で病院に付き添ったシンは、演奏会に穴を空ける。このことでギュウォンとシンは言い合いになり、国楽科対実用音楽科の演奏対決にまで発展。結局、ギュウォンが負け、1ヵ月間シンのパシリをすることに。

こき使うシンにむかつきながらも、惹かれていくギュウォン。しかし、シンは舞踏科の教授チョン・ユンス(ソ・イヒョン)に一途な想いを寄せていた。そんな中、大学の開校100 周年記念公演が決まり、OB でブロードウェイで活躍する舞台監督キム・ソクヒョン(ソン・チャンウィ)が演出を担当することに。そして、偶然ギュウォンの歌を聴き才能を感じたソクヒョンは、ギュウォンに記念公演のオーディションを受けるよう勧める。

ギュウォンは悩んだ末、国楽ユニットでオーディションを受け、見事合格。だが、演技未経験にもかかわらずソクヒョンに演技チームに振り分けられ、戸惑うばかり。一方のシンもユンスが指導スタッフで加わることを知り、音楽チームとして参加する。だが、そのユンスの視線はかつての恋人ソクヒョンに向けられていた。

シンへの想いが膨らむギュウォンユンスをひたすら想うシン、そして互いに未練を残したままのソクヒョンとユンス。それぞれの想いに揺れ動きながら、公演の準備は進んでいく...。

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