イタリアドーピング機関(NADO)は7日、ドーピング違反の疑惑がかけられているユベントスフランス代表MFポール・ポグバに最長4年の出場停止処分を求めた。フランス『AP通信』が伝えている。

ポグバは、8月20日に行われたセリエA開幕節のウディネーゼ戦で実施されたドーピング検査で陽性反応。NADOによると、検査では筋肉量の発達に関与する非内因性起源のテストステロン代謝物が確認されたという。

さらに、Bサンプルによる再検査でも陽性反応。現在は暫定的に出場停止処分を受けている。

その後、ポグバはNADOとの司法取引を行わないことを選択したため、この一件は同国の反ドーピング裁判所で審理されることになる。

なお、世界反ドーピング規定では4年間の出場停止が標準だが、選手側がドーピングが意図的ではなかったと証明できる場合、陽性反応が汚染の結果であった場合、または調査員を支援するために「実質的な援助」を提供した場合には減額される可能性があるという。