太陽光や自然エネルギーで電力等の発電を勧める会社=勧誘員は、それに必要な器具機材の寿命や「その後」まで説明することはない。最近自治体が率先して、あるいは誘致をしてまで設置しようとしているが、実は10年後目安にゴミになることを知っていて、住民には「あえて」伝えない場合が多い。メリットがある方々の官民グルとも言える。

 UAE(アラブ首長国連邦)の首都アブダビの砂漠に、壮大なソーラーパネルが並んだ。このソーラーパネルを仕掛けたのは中国企業。砂漠はある意味使い道などないから、現地政府としても大歓迎かもしれない。そして、これを名付けて「エネルギーのオアシス」と呼び始めた。「オアシス」とは、もともと、砂漠の中に突然出てくる水がある場所。砂漠なのに、そこだけ水源があり、樹木も生えており、砂漠を長旅してきた人々が休むイメージである。

 では、ソーラーパネルが立ったからといって、オアシス=水が湧き出るかというと、それは無理ということ。パネルの下は日陰になる可能性があるが…日本の片田舎の小さなソーラーパネル地帯では植物の生態系もかわり、雑草すら生えず、鳥などの飛び方も異様だったりする…砂漠だからそれでもいいのか。

 中国とUAEの関係がウィンウィンだったのなら、中国が立ててあげますよというのは渡りに船だ。この「オアシス」では、毎年最大240万トンの二酸化炭素排出量が削減でき、20万人の住人にクリーンな電気が供給できる。

 ただ、10年後には、このパネルが産廃になるのは伝えていない。砂漠だから、まるで遊牧民のように、次行ってみよう次! で使い捨てなのか。

 パキスタンにも風力発電モロッコでは太陽光発電カタールケニアでも、中国が設えたクリーンエネルギーで人々が潤っていると中国側は胸を張る。少なくともそれらを総計すると、その地域において、石炭火力発電を上回るそうだ。

 中国がただで、そういう自然エネルギーシステムを供給するわけもなく…立てる使い物にならなくなる使えない土地、そして次は、中国の国土に匹敵する場所になる。自然エネルギーは素晴らしいとして、国土を増やす中国。

 エネルギー不足補うと二酸化炭素排出量を減らすは、人類の課題だが、世界中国化計画はどうなの? という問題もそこにはある。

10年後のイメージイラスト