近くの家で暮らす人たちが女性の悲鳴に驚き、ただちに通報。駆けつけた警察官が犬3頭を射殺し女性を保護するまでの経緯を、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えた。
■悲鳴を上げた女性
11月24日午前、アメリカ・アイオワ州フォート・ドッジで暮らすブリタニー・スコランドさんが、自宅のすぐ近くでピットブル3頭に襲いかかられた。
「助けて!」という悲鳴を聞いた隣人の通報を受け、現地警察がただちに出動。ブリタニーさんを発見し暴れるピットブルを追い払おうとしたが、3頭は怯みもしなかった。
非常に危険な状態だと判断した警察官は、ブリタニーさんを救うため3頭を射殺したという。
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■膝から下を切断するはめに
保護されたブリタニーさんは、フォート・ドッジにあるメディカルセンターに救急搬送されたあと、ヘリで別の病院に移動して手術を受けた。
しかし両膝から下を失い、両手も部分的に欠損している。またひどい頭部外傷を負っており、顔面再建外科手術も必要な状態だ。
おばにあたるテレサさんによると、ブリタニーさんの怪我は親族が想像していた以上にひどく、退院しても以前のような暮らしはできそうにないそうだ。
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■対応に追われる親族
順調に回復し退院できても車椅子生活になるため、早急に家をリフォームする必要がある。その費用を集めるため、テレサさんがインターネットで寄付を募る活動を開始した。
寄せられているお金の使い道について、テレサさんは「車椅子で移動できるようドアを広くしたい」「家に出入りできるようスロープを設置する予定」と説明。ブリタニーさんには子供も複数いるというが、家族に関する詳しい情報は伏せられている。
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■襲われ死亡したケースも
今年秋には、ユタ州で暮らしていた60代の女性が息子の飼っていたピットブル7頭に襲われ、脚、手、顔など広範囲に重傷を負った。
その後にメディカルセンターに搬送され脚の切断手術を受けるなどしたが、状態は良くならず、約1週間後に死亡したと報じられた。
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