●今年の一皿に選ばれた「ご馳走おにぎり」。そんなご馳走おにぎりの話題の店が大阪にある『おにぎり ごりちゃん』。変わり種も多く、アレンジも絶品なお店に潜入！
大阪一の繁華街である梅田の隣にあって雑貨ショップや古着屋、カフェなどの多いオシャレな街である中崎町。そんな中崎町でいつも行列ができているお店があります。
中崎町の人気店ということでオシャレなカフェなのかと思いきや、意外なことにおにぎり屋さん。ボリュームたっぷりのおにぎりでいっぱい食べてきました。
中崎町の行列の先はおにぎり屋『おにぎり ごりちゃん』
大阪メトロ谷町線の中崎町を降りて、地上に上がった少し南側。行列のあるお店『おにぎり ごりちゃん』を発見。店頭には商品受け取りのカウンターがあって、カフェ併設のドーナツ屋のような外観ですが、実はおにぎり屋なのです。
お店にお邪魔したのは15時頃。流石に短くなっていた行列に並んでいると、お店の方から温かいお茶を出していただき最初からちょっとホッコリ。その後しばらく待って入店しました。
お店の中に入ってみると長いカウンターとネタケースなどがあって、お寿司屋さんのような雰囲気となっていました。
おにぎりのネタは種類が豊富でサイズも大きめ。どれを食べようか迷って店員さんに聞いてみると、「コンビニのおにぎりの1.5個分くらいで小食の人で2個、普通の人で3個くらい」とのこと。
3個にしようと思っていたのですが、おにぎりを出汁茶漬けとしても食べることが可能ということで、さらに1個プラスしてみました。
まずはお店人気ナンバー1「すじこさけ」。そして炙ったチーズがおいしそうな「焼き味噌チーズ」、食べ応え満点な予感の「牛スジ卵黄醤油漬け」、出汁茶漬けに最適と教えてもらった「焼きサバしそ昆布」という4つを注文しました。
たっぷりの具材をふんわり包んだ、ごりちゃんのおにぎり
目の前のカウンターでおにぎりを握っている様子を見ていると、あっという間に完成。運ばれてきた4つのおにぎりがこちら。なんとも壮観！
「すじこ＋さけ」からいただきます。新潟産コシヒカリをフワッとエアリーに握ったおにぎりは、見た目はかなり大きいですが、空気もたっぷり含んでいてふんわりとした口ざわり。確かに2～3個くらいならペロッといけそうな量となっています。
具材の「すじこさけ」はおにぎりの中でも定番の鮭で、ジューシーなサーモンフレークにプチッとしたすじこがたっぷり。定番の具材だけに、質の高さがハッキリとわかる一品となっています。
次は焼き味噌チーズ。焼きおにぎりはおにぎりのアレンジとしてメジャーな存在ですが、ここまでチーズがたっぷり乗っているのはレアな存在。
食べる直前に炙ったチーズの香ばしさと、チーズのトロッとした食感。そして醤油より香ばしさが強くなる焼き味噌で、ガツンと存在感のあるおにぎりとなっています。
次は牛スジ卵黄醤油漬け。先ほどの焼き味噌チーズは存在感たっぷりでしたが、こちらも屈指のパワーメニュー。
トロッと煮込まれた大ぶりの牛スジに、醤油漬けにされて水分が抜けて醤油のエキスが入り込んだ卵黄はネットリとした舌ざわりで旨味の塊という状態。この組み合わせ、やっぱりメチャクチャ美味しいです。
シメにぴったりのおにぎり焼き鯖しそ昆布の出汁茶漬け
最後はお待ちかねの焼きサバしそ昆布。旨みある鯖にサッパリとした紫蘇でお店としては渋めのチョイス。パワフルなおにぎり2品の後には、かなりシンプルですが、ここからの変化がすごい！
まずはお椀の中におにぎりを入れて、その上から北海道産の昆布の出汁茶をポットから豪快にドバー。
ズズっと出汁茶ごと掻き込むおにぎりは少し背徳的。サバの脂と塩、そしてしそ昆布の風味がベストマッチ。
そこにアラレや柚子胡椒などの薬味を加えると食感と風味はさらにアップ。純和風な組み合わせですが、ジャンクなくらいの旨味が引き出されています。
まとめ
おにぎり3つと出汁茶漬けに流石にお腹いっぱい。ボリュームとクオリティに行列も納得の店でした。ちなみにお店ではイートインの行列を回避してテイクアウトでの購入も可能となっています。でも時間に余裕があれば、ぜひ店内で出汁茶漬けも体験してもらいたいですね。
（撮影・文◎けいたろう）
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