退役してもなお人気衰えませんね!

2年前に完全退役した傑作戦闘機が再び

航空自衛隊の岐阜基地は2023年12月5日(火)、F-4「ファントムII」戦闘機の飛行シーンを収めた動画を公式X(旧Twitter)で公開しました。

F-4「ファントムII」は、航空自衛隊が1968(昭和43)年10月に正式採用を決めた2人乗りの要撃戦闘機で、1971(昭和46)年7月に最初の機体を受領して以降、国内でのライセンス生産機含め140機を導入しました。

最盛期には6個飛行隊に配備されたものの、新型のF-15Jイーグル戦闘機の導入により徐々に退役が進みます。一部の機体はRF-4EJとして偵察機に転用され、また90機は能力向上改修、いわゆるアップグレード改修を受けてF-4EJ改に生まれ変わり、F-15Jイーグル」を補完する戦闘機として運用が続けられました。

しかし性能の陳腐化や機体の老朽化、さらなる新型機F-35AライトニングII」戦闘機の導入によって退役が進み、2021年3月に岐阜基地でラストフライトを行って全機退役となりました。

このように、すでに退役から2年が経っている機体ですが、岐阜基地は、現役だったときに撮影した動画を公開、1機ではなく複数機で編隊飛行する姿も当該動画で披露しています。

この投稿に対しSNSでは「いまとなっては見る事の出来ない貴重な映像ありがとうございます」「飛んでいるF-4が見れて嬉しいです 広報係様、ありがとうございます」といったコメントや、「最高」「しびれる~」といった声があがっていました。

なお、岐阜基地では今回の動画に先んじて11月29日の投稿で、F-4「ファントムII」の離陸編も公開しており、こちらもかなりの反響を集めています。

現役時の航空自衛隊F-4「ファントムII」戦闘機(画像:航空自衛隊)。