「シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.15 -フィジカル- room.Onaya Rion『Pupa』」が、12月7日(木) に東京・シアタートラムで初日を迎えた。

本作は、世田谷パブリックシアターで若い才能の発掘と育成を目的に、2008年より開催している「シアタートラム・ネクストジェネレーション」初のフィジカル部門のアーティストとして選出された女屋理音による新作公演。

女屋は3歳からクラシックバレエをはじめ、ピナ・バウシュとの出会いを機にコンテンポラリーダンスの道を目指し、お茶の水女子大学舞踊教育学コース在学中はピナ・バウシュを中心に研究を行いながら、ダンサーとして能美健志、梅田宏明、ハラサオリなどの振付作品に参加。同時に、振付家として自身の創作活動をスタートし、『I'm not a liar.』で横浜ダンスコレクションコンペティションⅡ新人振付家部門最優秀新人賞を受賞。現在は、DaBYレジデンスアーティストとしても活動するなど、新時代のダンス界をリードするアーティストのひとりとして注目を集めている。

シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.15 -フィジカル- room.Onaya Rion『Pupa』(撮影:大洞博靖)

Pupa』のモチーフは“昆虫”。蛹(さなぎ)を意味する『Pupa』をタイトルに置き、「内的感覚」や「記憶の循環」に着目した内容となっている。公演期間は12月10日(日) まで。

シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.15 -フィジカル- room.Onaya Rion『Pupa』(撮影:大洞博靖)
シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.15 -フィジカル- room.Onaya Rion『Pupa』(撮影:大洞博靖)

■振付・演出・出演:女屋理音 コメント
3年前に大学の卒業公演が中止になった時、舞台の幕が無事に開くことが当たり前ではないことを思い知りました。
こうして初日を迎えられ、また次の回に向けて全員が向かって行けること、心から幸せに思います。
作品が観客の皆さまの視線を浴びてまたさらに進化していく過程を楽しみに、千秋楽まで駆け抜けます。

<公演情報>
シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.15 -フィジカル- room.Onaya Rion『Pupa

振付・演出:女屋理音
出演:Aokid 鈴木春香 畠中真濃 青柳潤 女屋理音
音楽DRUMS:家坂清太郎 KEYBOARD:Hanna. ※12月7日(木)・9日(土)・10日(日) 公演に出演

2023年12月7日(木) ~10日(日) 東京・シアタートラム

公式サイト:
https://setagaya-pt.jp/stage/13374/

シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.15 -フィジカル- room.Onaya Rion『Pupa』