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左:日本維新の会松沢成文/右:国民民主党・榛葉賀津也(写真:時事通信

12月7日に開かれた参議院外交防衛委員会で、共産党・山添拓議員(39)が質疑応答を行った。その際、日本維新の会松沢成文議員(65)と国民民主党の榛葉賀津也(56)が、2人で“大爆笑”していたことがSNSで物議を醸している。

同委員会で山添議員は、アメリカ空軍所属のオスプレイ屋久島沖に墜落した事故について言及した。11月29日に発生したこの事故では搭乗員6人の遺体が収容されており、アメリカ軍は発見されていない2人も含めた搭乗員8人全員が死亡したと発表。また米軍は日本時間の12月7日オスプレイの運用を一時停止するとも明かしている。

オスプレイの運用停止について、山添議員は木原稔防衛大臣(54)に「大臣がこの情報をお知りになったのは今日午前中の、衆議院の安保委員会の最中ということでよろしいでしょうか?」と尋ねた。すると木原大臣は亡くなった8人に対する哀悼の意を表した上で、「日本時間7日の9時台に公式に発表しましたので、9時前から衆議院の安全保障委員会で座っておりましたので、この情報を正式に得たのは衆議院安保委員会の時間帯に情報を貰ったということになります」と答えた。

そこで改めて、山添議員が「大臣自身がその情報を知ったのも、そのタイミングということですね?」と尋ねると、木原大臣は「米軍とは私レベルで、あるいは各レベルで、それぞれ米軍のオスプレイの事故について情報交換をしているなかで、『本日ひょっとすると新たな情報が発信されるかもしれない』というような、そういった事前の連絡は、中身は正式には不明ですが、いただいていたところでございます」と返した。

■《人としてアウト》《共感性の欠如》

すると山添議員は「要するに全機運用停止ってことをお知りになったのは、今日の午前9時以降。委員会が始まってからということなんですね。これ、私も同じタイミングなんですよ。Yahoo!ニュースも流れました。LINEニュースも来ました。防衛大臣がこういう重大な情報をキャッチするタイミングが、一般の方と同じタイミングだということなんですね。これは驚きですよ」とコメント。

そして山添議員は「昨日の米軍人専門ニュースの『ブレーキング・ディフェンス』によりますと、こういう情報もあります。米空軍特殊作戦司令部の広報担当者がこんなことを言っているんですね。『オスプレイの一時休止は安全性の懸念に関してではなく、同僚たちに悲しむ時間を与えるためだ』。大臣は、これはご存じでしたか?」と追及した。

そんななか、山添議員のそばでは“ある異変”が起こっていた。山添議員が質疑を続けるなかで、山添議員の又隣にいた松沢議員は突然ほくそ笑み、下を向いて何かを呟いた。すると山添議員の隣の席の榛葉議員が松沢議員に話しかけ、2人は談笑を始めることに。さらに2人の話は盛り上がったようで、2人揃って大笑いしていた。

先述のように今回のオスプレイの事故では8人の死亡が発表されており、木原大臣も追悼してから答弁を始めていた。また、山添議員の質疑は日本の安全保障についても切り込んでいる。そのような質疑応答のさなかで、“爆笑”しながら歓談していた松沢議員と榛葉議員。中継された様子に対し、Xでは厳しい声が、こう上がっている。

《いや本当この人達なんでここで議員出来てるんだろ…議員じゃなくても、人が亡くなってて安全性についでの話してるのにこの態度。人としてアウト》
《国民民主榛葉さん、維新松沢さん、態度わる》
《そもそも他の人が質問中におしゃべりしていいのか?あんな大爆笑するような事、国会に関係することなんか?》
《共感性の欠如》