人気アニメ「東京リベンジャーズ」(毎週火曜深夜0:00-0:30ほか、テレ東ほか/ディズニープラスで定額制見放題独占配信)の“天竺編”。12月5日に放送された第47話「Brave heart」では、武道が死闘を繰り広げる中、マイキーとドラケンが現れるという熱い展開となった。(以下、ネタバレを含みます)
【写真】満身創痍のタケミチの元に現れた意外な人物とは……? 東リベ第47話の場面カット(89枚)
■東京リベンジャーズ「天竺編」とは
アニメ「東京リベンジャーズ」は、「週刊少年マガジン」(講談社)にて連載された和久井健の人気コミックを原作としたタイムリープサスペンス。人生どん底のダメフリーター・花垣武道(CV:新祐樹)が突如目覚めたタイムリープ能力で12年前に戻り、中学時代の恋人・橘日向(CV:和氣あず未)が不良集団「東京卍會」に殺されるのを阻止しようと奔走する姿を描く。
実写映画化もされた人気作で、TVアニメは「8・3抗争編」「血のハロウィン編」が2021年4月から9月、「聖夜決戦編」が2023年1月から4月まで放送された。その続編となる「天竺編」が10月3日にスタート。「天竺編」では、“無敵のマイキー”こと佐野万次郎(CV:林勇)率いる東京卍會と黒川イザナ(CV:島崎信長)率いる天竺の間で勃発した、東京卍會最大にして最後の抗争“関東事変”が描かれる。
■武道にできる唯一の事
鶴蝶(CV:山下誠一郎)に一方的に殴られ、千冬(CV:狩野翔)に止められても立ち続ける武道。そこに稀咲(CV:森久保祥太郎)が現れて武道の額に銃口を突きつける。しかし、武道は不思議と怖くはなかった。ここまで自分を導いてくれた人たちの想いに勇気をもらっているからだ。
その気迫に圧倒された稀咲は思わず引き金を引き、弾は武道の足に命中。それでも一切怯むことのない武道は、これまでに何度も直面してきた大切な人たちの死を思い浮かべる。他の人より秀でたものは何一つないが、負けられない理由はいくつもあった。
「オレにできる事は一つ!! 諦めねぇ!!! 死んでも諦めねぇ事だ!!」
そう言って立ち上がり、今度は自ら額を銃口につける。だが、稀咲に武道を殺す度胸はないのか、稀咲は銃を下ろし、代わりに武道を殴る。倒れ込んだ武道を引き上げたのはアッくん(CV:寺島拓篤)だ。同じく武道の諦めの悪さに心を打たれた他のメンバーもボロボロの身体で立ち上がり、応戦モードに入る。
今回の抗争は殺し合いなどではなく、ただの“ガキの喧嘩”。それでも、一人ひとりが信じた物、背負った物のために拳一つで戦っているということを千冬は訴えかける。マイキーとドラケン(CV:福西勝也)が不在の今、力でも数でも東卍は天竺に劣るかもしれない。だけど、チームワークの強さは圧倒的に東卍の方が上だ。東卍を裏切ったムーチョ(CV:小野大輔)も、その姿に胸を打たれるのだった。
■ついに稀咲&イザナが武道の目の前に
そんな中、急に態度を変えて和解を申し出てくる稀咲。東卍と天竺の合併を提案してくるが、そこに何の企みもないはずはない。武道はついに「テメェの腐った脳ミソ叩き直してやるよ!!」と稀咲をぶっ飛ばす。
さらに物凄い気迫で稀咲に向かっていく武道は、現代でドラケンが死刑囚になった理由を考えていた。そして、確信する。エマ(CV:内山夕実)を殺した稀咲に復讐するためだと。何の落ち度もないエマの命が奪われたことで、人生を狂わされたのはドラケンだけじゃない。マイキーの闇落ちの原因もエマの死にあった。
二人のためにも稀咲を倒そうとする武道だったが、そこにイザナが立ちはだかる。すでに満身創痍の武道に容赦なく攻撃をかけるイザナ。鶴蝶は「もう立つな タケミチ…!!」と呟くが、武道は何度も何度も立ち上がる。しかし、イザナに向かって拳を振りかざした瞬間、ついに微動だにしなくなり、誰もが力尽きたと思っていた。
■マイキーの復活に視聴者も思わず興奮!
死闘を繰り広げる武道の目に映ったのは特攻服に身を包んだマイキー。そしてバイクに乗って現れたドラケン。二人はエマの死によって失意のどん底にいたはず。それにもかかわらず、東卍の特攻服で現れた彼らにその場にいる誰もが驚きを隠せない。
しかも、ドラケンのバイクに乗り合わせていたのはヒナ。彼女は武道が未来からみんなを守るためにやってきたことを二人に明かし、説得したのだった。普通ならそんな話、誰も信じないかもしれない。だが、これまで必死に未来を変えようと困難に立ち向かってきた武道の姿を見てきた二人には真実だと思えたのだろう。
「想いだけじゃ人は動かない 君の必死な姿がみんなの心を動かしたんだよ」というヒナの言葉通り、弱虫でも負けないヒーローの姿はマイキーとドラケンの心をも動かした。圧倒的な数の差を目の当たりにしても、余裕と言わんばかりに「2万人連れてこい!!」と啖呵を切るマイキー。劣勢だった東卍メンバーの心を再び一つにまとめ、鼓舞するには十分だった。
ようやく希望が見えてきた第47話に、視聴者からは「マイキーとドラケンきたー!!」「無理かっこよすぎ最強」「マイキーとドラケンがくるだけで安心感すごい」「タケミチめちゃくちゃかっこよかったよ」「ヒナちゃんの言葉は沁みるんよ...」「いよいよ兄弟対決」といった興奮の声が挙がっている。
※島崎信長の崎は正しくは「たつさき」
■文/苫とり子
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