かつてアストン・ヴィラで活躍した元スコットランド代表FWアンディ・グレイ氏が、古巣躍進の要因を語った。7日、イギリス紙『デイリー・メール』が、カタールメディア『ビーイン・スポーツ』での同氏のコメントを伝えている。

 プレミアリーグ第15節が6日に行われ、アストン・ヴィラマンチェスター・シティと対戦した。試合は、序盤からアストン・ヴィラが攻勢を強めると、多くのチャンスを作り続け、74分にレオン・ベイリーのゴールで先制に成功。22本のシュートを浴びせた一方、被シュートを2本に抑える完璧な内容で、1-0の勝利を収めた。

 この結果によりリーグ3位へと浮上したアストン・ヴィラだが、グレイ氏はクラブを率いるウナイ・エメリ監督について言及。前監督であるスティーブン・ジェラード氏を痛烈に批判しながら、「私はこの地域の人々とよく話をするが、エメリはプレシーズン中に4つまたは5つの異なるシステムを試した。彼のチームを見ると、彼はすべての試合のことを考え抜いている。多くの変更はしないが対戦相手によっては後方を変更する」とスペイン指揮官の手腕を絶賛している。

 また、「彼はすべてを好転させたと言わざるを得ない。ヴィラのファンは、このすべてを受け入れており、彼らが目の当たりにしている光景を愛している。それはとても単純なことだ」とサポーター目線でもエメリ監督が強く支持されていると主張した。

 リーグ制覇も視野に入る順位へと浮上したアストン・ヴィラだが、9日にはホームで首位を走るアーセナルとの大一番を控えている。本拠地『ヴィラ・パーク』では現在リーグ戦14連勝中となっており、1903年と1931年に並ぶクラブ記録へと到達したが、週末に新たな歴史を刻むこととなるのだろうか。

【動画】アストン・ヴィラマンCに完封勝利!

プレミアリーグで3位に浮上したアストン・ヴィラ [写真]=Getty Images