米国中部時間12月5日(日本時間6日)、米国輸出支援プラットフォームのヒューストン拠点が始動しました。現地のキーパーソンが集合し立上げ式を行った後、第一弾の取組として現地レストラン関係者等を対象に日本の食材や食文化を紹介するとともに、ホタテ等の日本産水産物や伝統調味料の魅力を発信しました。

農林水産省より挨拶

立上げ式集合写真

  • 背景

米国は、日本産農林水産物・食品の輸出額実績で第3位(2022年)の重要市場であり、農林水産省は2022年4月に米国輸出支援プラットフォーム(※)を設置し、ロサンゼルスニューヨークに拠点を置いて活動してきました。一方、同国南部の地域ではさらなる展開の余地が大きく残されており、特に経済規模2.4兆ドルの全米2位の大市場であるテキサス州では、同州の人口の急増も背景に、近年日本食レストラン軒数が顕著に増加しているほか、ラーメンやおにぎりの人気が高まっています。こうした中、現地では更なる日本食市場の拡大はもとより、市場拡大を通じ、水産物をはじめとした日本産食品の輸出先の多角化の更なる促進が期待されています。
これらの状況を踏まえ、現地時間12月5日(日本時間6日)、米国テキサス州ヒューストンに「農林水産物・食品輸出支援プラットフォーム」の拠点を設立しました。米国では2022年4月にロサンゼルスニューヨークにおいて拠点がはじめて設置され、ヒューストンはこれらに次ぐ3カ所目となります。
(※)輸出支援プラットフォームとは、ジェトロ海外事務所と在外公館等が主な構成員となり、日本産農林水産物・食品の輸出事業者や現地の食品事業者等を、現地発の視点で専門的かつ継続的に支援する枠組です。

  • 専門展示会における日本食文化や水産物等のプロモーション

ヒューストン拠点の初の取組として、毎年全米で開催されているラーメン・居酒屋に特化した米国唯一の専門展示会「RAMEN EXPO/IZAKAYA EXPO USA」(会期12月5日~6日、於:ヒューストンNRGセンター)において、「RAMEN BOOT CAMP in Houston」を開催しました。本イベントでは、ラーメン業界を牽引する著名日本食料理人等を講師に迎え、現地のレストラン関係者や日本食料理人を対象に、日本のラーメン文化を伝えるとともに調理実演を行いました。また、ホタテ等の日本産水産物の調理法等を紹介するセミナー等を通じ、日本産水産物や伝統調味料等の魅力を発信しました。併せて、同展示会の会場内においては、水産事業者のPRブース設置や来場したバイヤーへの試食サンプル提供、商談支援及び販売、調達方法の紹介等のプロモーション支援を行いました。

  • 米国輸出支援プラットフォーム・ヒューストン拠点立上げ式を同時開催

RAMEN EXPO/IZAKAYA EXPO USAの開催に合わせ、米国農林水産物・食品輸出支援プラットフォーム・ヒューストン拠点の立上げ式を開催し、ヒューストン拠点の発足と協議会の設置、当面の活動が発表されました。現地のキーパーソンである日本食関連事業者が一堂に会し、輸出支援プラットフォームが官民一丸となって取り組んでいくことが確認されました。
立上げ式には、笹路農林水産省大臣官房審議官(兼輸出・国際局・新事業・食品産業)、村林在ヒューストン日本国総領事、森下ジェトロ農林水産食品部長、桜内ジェトロ・ヒューストン事務所長のほか、テキサス州内の日本食品関係事業者、日本食普及の親善大使のマリナス・ノーデンボス氏等が出席しました。

  • その他

現地日本食関連事業者等が一堂に会し、 米国テキサス州ヒューストンの輸出支援拠点が始動!(PDF : 915KB)

https://prtimes.jp/a/?f=d52804-157-1be87eacb85afa5a75440bd123f613bd.pdf

輸出支援プラットフォームHP
農林水産物・食品 輸出支援プラットフォーム | 農林水産物・食品の輸出支援ポータル - ジェトロ (jetro.go.jp)(外部リンク)

https://www.jetro.go.jp/agriportal/platform/

配信元企業:農林水産省

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