国際協力NGOジョイセフ(東京都新宿区)は、12月10日の国際人権デーに際し、一般社団法人LGBT法連合会、#なんでないのプロジェクト、国際家族計画連盟(IPPF)と共催で、すべてのひとの「My Body, My Choice」が守られる社会についてSRHRの視点で一緒に考える「LGBTQ+のMy Body, My Choiceを今こそ!~みんなのSRHR座談会~」を都内会場およびオンラインにて12月13日(水)にハイブリッド開催します。

国連総会で世界人権宣言が採択(1948年12月10日)されてから、75年

現在の日本において、戸籍上の性別を変更するためには、本人が望まなかったとしても、生殖能力を除去するための手術をしなければなりません。しかし、この生殖不能要件は、ある特定の人の「子どもを産むか産まないか」という権利、つまり基本的人権である、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)を侵害するもので、今年10月25日最高裁判所大法廷では「生殖不能要件」は、憲法13条「違反」であるという明確な判断がなされました。

同様に、「いつ、誰と結婚するか、結婚しないか」も大切なSRHRの一部で、本来個人の自由意志で決められるべきことですが、現在日本には同性同士の婚姻を認める法律がなく、全国5ヵ所で「婚姻の平等」を求める裁判が行われています。

  • SRHR(性と生殖に関する健康と権利)とは?

SRHRは基本的人権の一つです。

― 恋愛、セックス、ジェンダー、月経、避妊、妊娠、中絶、性感染症 ― など、私たちの人生と切り離すことのできない、性と生殖について心身ともに健康であること、そしてそれを保障する権利のことを意味します。

具体的には、以下のようなことが挙げられます:

このように、SRHRは全ての人に関係する権利として、いま改めて、誰もが性と生殖に関する適切な知識をもって、あらゆる差別、強制、搾取、暴力を受けることなく必要なヘルスケアにアクセスでき、全ての人の尊厳と健康が権利として守られる社会の実現が求められています。

そこで、SRHRの視点から、すべてのひとの「My Body, My Choice」が守られる社会についてをみんなで一緒に考え、学び、アクションにつなげていく~みんなのSRHR座談会~を多彩なゲストを迎えて開催いたします。

【開催日時】

2023年12月13日(水)17:00~19:00

【場所】

都内会場(最寄駅 田町駅三田駅)及びオンライン(ハイブリッド開催)

【登壇者】

高井ゆと里さん (群馬大学情報学部准教授、倫理学者)

藤井ひろみさん (一般社団法人LGBT法連合会代表理事、大手前大学国際看護学部教授)

時枝穂さん (一般社団法人LGBT法連合会代表理事)

杉山文野さん (特定非営利活動法人東京レインボープライド 共同代表理事)

松岡宗嗣さん (一般社団法人Fair代表)

松中権さん (公益社団法人 Marriage For All Japan - 結婚の自由をすべての人に 理事)

福田和子さん (#なんでないのプロジェクト代表、Women7共同代表)

福田友子さん (国際家族計画連盟(IPPF) 東・東南アジア大洋州地域事務局長)

◎司会: 公益財団法人ジョイセフ 草野洋美

*【情報保障】Zoomの字幕機能をご活用ください


【詳細】

ジョイセフHPhttps://www.joicfp.or.jp/jpn/2023/11/21/53686/

*このイベントは全ての性的指向・性自認・ジェンダー表現・性的特徴のある方にとって安全・安心な場所を作ることを目的に開催します。性に基づく差別や搾取や抑圧への反対を支持頂けることをお約束頂ける方のみ、ご参加ください。

共催:(公財)ジョイセフ、(一社)LGBT法連合会、#なんでないのプロジェクト、IPPF

後援:Women7、Pride7、I LADY. 

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■国際協力NGOジョイセフについて

ジョイセフは、世界のどこにいても女性が健康で自分の人生を自分の意思で選択できる社会をめざし、主に、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利:SRHR)を推進する、1968年に日本で誕生した国際協力NGO。国連、国際機関、現地のNGOや地域住民と連携し、アジアやアフリカ、そして日本で、SRHRの情報とケアを届ける支援活動を行っています。2017年に第1回ジャパンSDGsアワードのパートナーシップ賞を受賞。ウェブサイト:https://www.joicfp.or.jp/

配信元企業:公益財団法人ジョイセフ

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