チョン・ウソン&シン・ヒョンビン主演の韓国版「愛していると言ってくれ」第3、4話が12月4日、5日にそれぞれ配信された。ジヌ(ウソン)とモウン(ヒョンビン)が相合傘で歩くシーンでは、モウンが“告白”してしまうかわいいアクシデントも…。2人が少しずつ心の距離を縮めていく様子が丁寧に描かれ、視聴者の心をつかんだ。(以下、ネタバレを含みます)

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■近づいていくモウンとジヌの関係

今作は、日本で放送された北川悦吏子脚本のドラマ「愛していると言ってくれ」(1995年TBS系)が原作。聴覚障害のある画家ジヌと、アルバイトをしながら俳優としての成功を夢見るモウンが絆を深めていく姿を描く。

第3話は、モウンがジヌと会話するために手話を覚え始めたのに対し、ジヌがそんな彼女を気の毒に思い距離を置こうとする展開。そして第4話では、疲れはてたモウンをジヌが優しく包み込み、2人の関係が一歩前に進む様子が描かれた。

聴覚障害があることは、外見では分かりにくい。そのためジヌは誤解を受けることも多く、周囲と距離を置くようにして生きてきた。そんなジヌだから、自分に関わりを持とうと近づいてくるモウンに戸惑いを隠せない。それでも、モウンからのメッセージで彼女が落ち込んでいることを察すると、家の前まで駆け付けた。大変な撮影を終えて帰ってきたモウンはジヌの姿を見つけ、こらえきれず涙を流す。

■「雨が降っているから…」

遠慮がちに一歩ずつ、でも確実に距離を縮めつつある2人。第4話では、そんな2人の距離がさらに近づく“相合傘”シーンが登場した。

雨の中、ばったり出会った2人。傘を持たないモウンが、ジヌの傘の中に入ってきた。「傘がなかったので、助かりました」というモウンに、優しく頷いたジヌ。モウンが覚えたての手話を使いながら“雨が降ってるから、会話できませんね。傘を持っていて、答えられないでしょう”と伝えると、ジヌは一瞬目を丸くし、うつむいた。

その日の夜、手話の教科書をめくっていたモウンは、自分が“会話”ではなく“告白”という意味の手話を使ってしまっていたことに気付く。モウンはジヌに、一生懸命「雨が降っているから、告白できませんね」と伝えていたのだった。「よりによって、告白…」と頭を抱えたモウン。だがジヌは、モウンに見えないところで心底おかしそうな笑顔になっていたのだった――。

■「戸惑いながらも微笑むジヌに萌えた」

大人の男女ならではの、遠慮がちで慎重な歩みで一歩ずつ近づいていく2人。そんな2人の距離がグッと縮まったかわいらしい相合傘シーンに、視聴者からも「“告白できませんね”と言われて驚くジヌ、かわいすぎるんだが」「あいあい傘のシーンめちゃくちゃ素敵だった!戸惑いながらも微笑むジヌに萌えた」「チョン・ウソンさんのロマンス演技やっぱり最高!」といった声が上がったほど。静かな雨の音と穏やかなOSTだけが聞こえる演出も美しい。

4話ラストでは、主演女優のけがで急きょ舞台の主役を務めることになったモウンのため、ジヌが応援に駆け付ける場面も。ゆっくりと、でも着々と絆を深めていく2人を、“ラブストーリー職人”のウソンと「賢い医師生活」でブレイクしたヒョンビンがしっとり落ち着いたムードで演じている。

次回予告では、モウンがジヌに「なぜ癒やされるのか分かったんです。一緒にいると居心地がいいの」と伝え、笑い合う幸せそうなシーンも。2人が穏やかに絆を深めていく様子が心地いい「愛していると言ってくれ」。次回は12月11日(月)に第5話が配信される。

「愛していると言ってくれ」はディズニープラスのスターにて独占配信中(全16話/毎週月・火曜1話ずつ配信)。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

「愛していると言ってくれ」第4話より/(C) 2023 KT Studio Genie Co., Ltd/原作 日本のテレビドラマ「愛していると言ってくれ」(脚本 北川悦吏子・製作 TBS)