チャンピオンシップ(イングランド2部)第20節が8日に行われ、コヴェントリーとバーミンガムが対戦した。コヴェントリーのMF坂元達裕とバーミンガムのMF三好康児は、ともに右サイドハーフとして先発出場した。
試合の均衡が破れたのは30分、コヴェントリーが先制する。敵陣でのボール奪取からカウンターに転じ、右サイドの深い位置でパスを受けた坂元が、ペナルティエリア右に侵入したカラム・オヘアへ折り返す。オヘアは相手3人に寄せられながらも、右足でゴール右下に突き刺した。坂元は移籍後初アシストを記録した。
1点ビハインドで折り返したバーミンガムは69分、三好がフリーキックのこぼれ球をペナルティエリアの手前で回収。強引に左足を振ったものの、坂元に寄せられてコースを狙えず、シュートは枠を大きく外れた。
コヴェントリーは71分、直接フリーキックを担当したミラン・ファン・エヴァイクが鋭いシュートを放ったものの、相手DFジョン・ラディの好セーブに阻まれる。74分にはペナルティエリア中央でこぼれ球に反応した坂元が左足を振り抜いたものの、シュートはラディに正面でキャッチされる。
77分、コヴェントリーがリードを広げる。相手のコーナーキックを耐えてカウンターを展開。右サイドでロングボールを収めた坂元は中央へと切り込んで右サイドのスペースを空け、ボールは味方を経由して、右サイドを駆け上がったファン・エヴァイクに渡る。同選手が高速グラウンダークロスを送ると、ペナルティエリア左で受けたオヘアがゴール前の密集をドリブルで切り裂き、右足を振り抜いてゴールに突き刺した。
試合はこのまま終了し、コヴェントリーがリーグ戦2試合ぶりの白星を挙げた。バーミンガムはアウェイゲーム8連敗となり、10月のウェイン・ルーニー監督就任後、1勝2分6敗と苦しんでいる。
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