「東京コミックコンベンション2023」(以下「東京コミコン2023」)が12月8日に千葉・幕張メッセで開催され、セレブ・ステージに「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの“マンティス”役でも知られるポム・クレメンティエフが登場。初参加の「東京コミコン」の感想や日本との縁などを語った。

【写真】おちゃめ!マンティスのフィギュアを肩に載せてほほ笑むポム・クレメンティエフ

■“マンティス”役は「何でもやる気持ちでした」

初の「東京コミコン」参加となったクレメンティエフは、「今回初めて参加させていただいたのですが、実は何度も来ようとしていて仕事の都合でキャンセルになってしまっていたので、参加できてとてもうれしいです」と喜びの表情を。そして「東京は食べ物がとてもおいしいと聞いているので、おいしいものを食べたいと思います」と、日本のグルメにも興味があると語った。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」では、頭に触覚がある宇宙人・マンティスを演じているが、その役に抵抗がなかったのかを聞かれると「私自身、『X-MEN』を含めたスーパーヒーローのファンなので、そういう役をやってみたいと思っていました。『ガーディアンズ』のお話を頂いた時、触覚だろうとツノだろうと、とにかく何でもやるという気持ちでした」と明かす。

■幼い頃に京都で生活をしていて日本語がペラペラだった

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の撮影現場の雰囲気については「キャスト同士、みんな仲が良くてとても楽しいです。いい雰囲気で、お互いを信頼している感じですね。それは撮影をしている時もそれ以外の時も同じなので、キャスティングが良かったんだと思います」と答えた。

実は幼い頃、京都に住んでいたことがあるということも告白。「3歳から5歳までの2年間、京都に住んでいました。その頃は日本語がペラペラだったんですけど、完全に忘れています。もしかしたら催眠術をかけてもらえれば思い出すかもしれません(笑)」と笑顔を見せ、「その頃の記憶はあまりないんですけど、雪を食べたことと、ハローキティが好きで、キティちゃんが宝物だったことを覚えています」ということも明かした。

そんなクレメンティエフはトーク中、マンティスのフィギュアを肩や膝に載せてみたり、ファンに手を振ったりと、おちゃめな一面も見せていた。

■「東京コミコン」とは

コミコン」とは「コミックコンベンション」の略。1970年ゴールデン・ステート・コミック・ブック・コンベンションとしてアメリカで開催されたイベントが原点で、漫画を中心としたポップカルチャーの祭典だ。

日本では2016年に「東京コミコン 2016」として初開催。第1回から毎年、海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレーヤー同士の交流の場などを設け、過去には東京コミコンの永久名誉親善大使スタン・リーや、クリス・ヘムズワース、オーランド・ブルームなど、多彩なセレブゲストが登場している。

2023年は12月8日(金)~10日(日)の3日間、千葉・幕張メッセにて開催される。ポム・クレメンティエフがマンティス役で出演する「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズは、ディズニープラスで配信中。

◆取材・文=田中隆信

ポム・クレメンティエフ/撮影:田中隆信