●人気ラーメンチェーン『らあめん花月嵐』の名脇役「激辛壺ニラ」が商品化。
「激辛壺ニラ」を使用したレシピも紹介します!

 全国に約200店舗以上を展開する『らあめん花月嵐』。自慢の背脂豚骨ラーメンや、名店とのコラボラーメンが主力ですが、名脇役とも言えるものがあります。それが独特の調味料「激辛壺ニラ」です。かつては各テーブルに設置されていましたが、現在は店員に声をかけていただくスタイルに変更。さらに進化した「激辛壺ニラもやし」を提供しています。

『らあめん花月嵐』のこってりラーメンとマッチする「激辛壺ニラ」。同ブランドの名脇役です
『らあめん花月嵐』のこってりラーメンとマッチする「激辛壺ニラ」。同ブランドの名脇役です

 秘伝のタレ+唐辛子などと和えたニラをメインにした激辛調味料で、ラーメン、チャーハン、餃子などにちょい足しして、味変を楽しむ調味料です。筆者も好んで使っています。この「激辛壺ニラ」が今年ついに商品化され、すでに「楽天唐辛子部門」では人気ナンバーワンを獲得するなど高い評価を得ているそうです。

 今回は、『らあめん花月嵐』の市販版「激辛壺ニラ」調味料を購入し、様々な料理にちょい足しして食べてみました!

 実際に食べ、さらに麻婆豆腐に転じたレシピもご紹介します!

ド定番の使い方「冷奴」と「焼鳥」にちょい足し!

「激辛壺ニラ」はそのパッケージに記載されている通り、ラーメンだけでなく、炒飯、餃子、カレー、炒め物、冷奴、卵焼きなど、どんなものにでも合うようです。また、本記事取材に際して、『らあめん花月嵐』の担当者に「個人的なオススメ」を聞いてみたところ「『冷奴』『焼鳥』にのせるがオススメです!」とのことでした担当者がオススメしてくれるのだから、これは間違いない! と、まずは「冷奴のせ」「焼鳥のせ」でいただいてみることにしました。

「激辛壺ニラ」の「冷奴のせ」
「激辛壺ニラ」の「冷奴のせ」

 まずは「冷奴のせ」。シンプルにネギをのせた「冷奴」の上に、「激辛壺ニラ」をのせることで一気に濃厚な味わいに変化。言わば「冷やし麻婆豆腐」とも言うべき一品に変化し、お酒のおつまみとして抜群に合います。単に「激辛」だけでない味の複雑さで、「激辛壺ニラ」の独特の旨みも強く感じることができました。塩味を求める人なら、合わせて醤油をかけていただくと良いと思いますが、筆者的には「他の調味料がなくても十分うまい!」と思いました。

「激辛壺ニラ」の「焼鳥のせ」
「激辛壺ニラ」の「焼鳥のせ」

 そして、もう一つのオススメ「焼鳥のせ」も試してみました。すでに塩またはタレで味付けされている「焼鳥」に「激辛壺ニラ」をのせていただくと、当然ガッツリな味わいに変化。ですが、「キレのある辛さ」で、それほどしつこく感じませんでした。おつまみとしての「焼鳥」が、ご飯のおかずとして十分な料理に大変身。この「味の底上げ」もまた「激辛壺ニラ」ならではの個性のように感じました。

「麻婆豆腐」のベースにしてみると……!?

完成した「激辛壺ニラ・麻婆豆腐」
完成した「激辛壺ニラ・麻婆豆腐

「激辛壺ニラ」は、ラーメンだけでなく、あらゆる料理の名脇役として十分すぎる威力を発揮してくれますが、ここで筆者、一つのメニューが頭に浮かんできました。「この『激辛壺ニラ』をベースにした、麻婆豆腐を作ってみたらどうだろうか?」。これだけ辛味にキレがあり、旨みもたっぷり感じる「激辛壺ニラ」を、豆板醤の代わりに使えば、より贅沢な麻婆豆腐が作れるのではないか、と思ったからです。さっそく以下のレシピで「激辛壺ニラ・麻婆豆腐」を作ってみることにしました。

材料(2人分)

・激辛壺ニラ……大さじ4
・豚ひき肉……約200g
・豆腐……1丁
白ネギ……1本
・片栗粉……大さじ3
・醤油……少々
・砂糖……少々
・料理酒または紹興酒……少々
・水……250ml
ごま油……適量

作り方

1.よく熱したフライパンごま油を適量入れ、続いて「激辛壺ニラ」と白ネギを入れ、焦がさないようかき混ぜながら炒める

2.豚ひき肉を入れ、料理酒または紹興酒を回し入れよく炒める

3.豚ひき肉が炒まったところで水100 mlほどを入れ、ザク切りにした豆腐を入れ、中火にし煮立たせる

4.醤油、砂糖を入れ味を整える。味が決まったところで、水150 mlで溶いた片栗粉をフライパンのフチから回し入れ、ゆっくりかき混ぜてとろみをつけ完成

「激辛壺ニラ」効果で簡単で旨い「麻婆豆腐」が完成!

調理時間約5分ほど。「激辛壺ニラ」があれば、最低限の食材で美味しい料理を作ることもできます
調理時間約5分ほど。「激辛壺ニラ」があれば、最低限の食材で美味しい料理を作ることもできます

 完成した「激辛壺ニラ・麻婆豆腐」をご飯の上にドーンとのせてみましたが、すでに濃厚かつ複雑な香りを放っています。実際に食べてみると、これが激旨! 想像通り、豆板醤使用の「麻婆豆腐」よりも濃厚で、「激辛壺ニラ」特有のキレのある辛さが立った一品になりました。また、ニラの青々しい味わいもマッチし、独特の風味を醸し出す「麻婆豆腐」に。意外と簡単なので、かなりオススメですよ!

まとめ:実は20年の歴史を持つ人気調味料で、定番以外の料理にも使えることがわかった

『らあめん花月嵐』担当者によれば、「激辛壺ニラ」は、20年以上の歴史を持つ調味料とのこと。詳しく聞いてみました。

「『激辛壺ニラ』が登場したのは2002年です。定番の『嵐げんこつらあめん』に合うトッピングを開発したいと、試行錯誤を繰り返し完成したもので、卓上調味料として各店で愛され続けてきました。多くのご支持を受けて今年、ついに商品化に至りましたが、ネット通販商品として、『楽天唐辛子部門』で人気ナンバーワンも獲得しました。様々な食材に合わせていただける『激辛壺ニラ』ですが、もちろん調理にも向いています。オススメの調理法は公式サイトでも公開してますので、ぜひチェックしていただければありがたいです。多くの『激辛』好きの方にご賞味いただきたいです。ぜひ『らあめん花月嵐』各店舗、ネット通販やスーパーマーケットなどでお買い求めいただければ幸いです」(『らあめん花月嵐』担当者)

 クセになる上に万能な「激辛壺ニラ」。家庭に一本あることで、家メシの幅を大きく広げてくれるはずです。ぜひあなたならではの使い方でその味の真価を試してみてください。

(取材・文◎加賀ま波、松田義人)

食楽web