9日に行われた第103回天皇杯決勝の入場者数は6万2837名にのぼり、天皇杯決勝における最多入場者数を記録した。

晴天の国立競技場では2020年以来3年ぶりの優勝を目指す川崎フロンターレと、2012年以来11年ぶり戴冠を狙う柏レイソルが激突。柏が好守備と縦に速い攻撃を軸に主導権を握ったが、ゴールを奪えぬまま0-0で90分を終えた。

延長戦でも決着はつかず、勝負の行方はPK戦に委ねられた。PK戦ももつれにもつれ、10人目には両GKがキッカーとして登場。先攻の川崎Fチョン・ソンリョンが決めたのに対し、後攻・柏GK松本健太のシュートはチョン・ソンリョンがストップ。激闘を制した川崎Fが3年ぶり2度目の天皇杯制覇を成し遂げた。

この試合はチケットが完売。両サポーターの熱量も高く、フラッグでの彩や美しいコレオグラフィーも展開された。

なお、これまでの天皇杯決勝の最多入場者数は2021年の浦和レッズ vs 大分トリニータで記録した5万7785人。6万人超えの決勝は史上初の大記録となった。

天皇杯決勝 歴代入場者数10傑

2023年12月9日
川崎フロンターレ 0-0(PK8-7) 柏レイソル
入場者数:6万2837

2021年12月19日
浦和レッズ 2-1 大分トリニータ
入場者数:5万7785

2020年1月1日
ヴィッセル神戸 2-0 鹿島アントラーズ
入場者数:5万7597

2006年1月1日
浦和レッズ 2-1 清水エスパルス
入場者数:5万1536

2018年12月9日
浦和レッズ 1-0 ベガルタ仙台
入場者数:5万978

2014年12月13日
ガンバ大阪 3-1 モンテディオ山形
入場者数:4万7829

2007年1月1日
浦和レッズ 1-0 ガンバ大阪
入場者数:4万6880

2014年1月1日
横浜F・マリノス 2-0 サンフレッチェ広島
入場者数:4万6599

2013年1月1日
ガンバ大阪 0-1 柏レイソル
入場者数:4万6480

2008年1月1日
サンフレッチェ広島 0-2 鹿島アントラーズ
入場者数:4万6357