リーグ・アン第15節、スタッド・レンヌvsモナコが9日にロアゾン・パルクで行われ、アウェイのモナコが1-2で勝利した。なお、モナコのFW南野拓実は79分までプレーした。

南野の2試合連続ゴールによって3試合ぶりの白星を挙げた3位のモナコは、12位のレンヌを相手に連勝を目指した。南野はチームが[3-4-2-1]に並びを変更したなか、2シャドーの右に入った。

共に[3-4-2-1]の布陣で臨んだなか、互いに切り替えの局面からチャンスを窺う。アウェイのモナコは9分、南野の左CKをゴール前のサリスが頭で合わすが、これはGKマンダンダに余裕を持ってキャッチされる。

立ち上がり以降はモナコがボールの主導権を握って優勢に試合を進めていく。南野はゴロビンと共に頻繁に中盤へ下りながらボールを引き出し、リンクマンとして奮闘。チームとしては両ウイングバックの攻撃参加や最前線のバログンをシンプルに使った攻めでチャンスを窺う。

その流れでゴロビンの直接FKやバログンのボックス付近での仕掛けから幾度かチャンスを作り出したが、レンヌの守備をこじ開けるまでには至らず。結局、ゴールレスで試合を折り返した。

後半は南野を起点に立ち上がりから攻勢を仕掛けると、51分に先制点を奪う。カウンターから左サイドのスペースに飛び出したヤコブスが鋭いクロスを供給。これをボックス中央で収めたバログンが反転から冷静に右のヴァンデウソンに繋ぐと、正確な右足のシュートをゴール左隅へ流し込んだ。

後半立ち上がりにリードを手にしたモナコだが、ここからホームのレンヌの攻勢に晒される。推進力のある相手の攻めにギリギリの対応を強いられるなか、チーム全体でカードの枚数が増えていく。

さらに、レンヌが65分手前の3枚替えで勢いを増すと、75分には先制点を決めたヴァンデウソンが2枚目のカードをもらってしまい、モナコは数的不利を背負うことに。すると、この直後の78分には右サイドのスペースに抜け出したユルデュルムに決定的な折り返しを許すが、ここは大外でドフリーのナギダの寸前で懸命な戻りを見せた南野がチームを救うクリアで同点ゴールを阻止した。

南野はこの値千金のプレーの直後にお役御免となり、ディアタが投入された。その後も苦しい戦いが続いたモナコだが、85分には前がかりな相手をうまく引っくり返してボックス内に持ち込んだフォファナのゴールで追加点を奪う。

後半終了間際にはフォファナが不用意に与えたPKでブリジョーに1点を返されたが、守護神ケーンを中心に最後まで集中した守備を見せて同点ゴールは許さず。

この結果、敵地でレンヌに競り勝ったモナコリーグ連勝で暫定2位に浮上した。

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