スター軍団ドジャースの一員となった大谷。その契約に対する反響は止まらない。(C)Getty Images

 大谷翔平ドジャース移籍が早くも来季の球春到来に向けた熱気が高めている。

 現地時間12月9日、今オフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となり、世界的な関心事となっていた大谷の去就は、10年総額7億ドル(約1014億円)という「超」が付く巨額契約で決着した。

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 世界を騒然とさせた一報に熱狂の坩堝といった様子なのが韓国だ。というのも、来年3月20日ドジャースパドレスとのシーズン開幕戦をソウルにある高尺(コチョク)スカイドームで戦うからだ。

 一部メディアで批判が渦巻いた“極秘交渉”の中でも、大谷のドジャース移籍は多くの媒体で有力視されてはいた。それだけに可能性は以前から論じられてはいた。それでも韓国国内は、降って湧いた“幸運”に歓喜する。日刊紙『朝鮮日報』は「大当たりだ! 大谷が韓国にやって来る! 彼はドジャースと1兆ウォンの迫力契約を結んだ!」と大々的に報道。「来年3月に全世界の野球ファンの熱視線がソウルに注がれる。理由は明確だ。7億ドルの男がやって来るからだ」と興奮気味に記した。

 そもそも大谷人気は今春から高まっていた。きっかけは今年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシックの決勝戦後だ。世界一の興奮が冷めやらぬなか、二刀流の偉才は「日本だけじゃなくて、韓国もそうですし台湾も中国も、その他の国も、もっともっと野球を大好きになってもらえるように、その一歩として優勝できたことがよかった」とアジア各国の発展を気遣った。

 確かな人気を誇るメガスターの新天地での“初陣”がソウルで開催される。「大当たりだ!」と韓国メディアが興奮を隠さないのは必然と言えるかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

大谷翔平のドジャース移籍に熱狂の坩堝! 韓国紙が来春開幕戦での来韓に興奮隠せず「大当たりだ! 大谷がやって来る!」