ドジャースで大谷と山本が共演となれば、日本のファンは楽しみが増えそうだ(C)Getty Images

 大谷翔平の新天地がドジャースに決定したと、現地時間12月9日(日本時間10日)、世界中に伝えられた。長く、日米をはじめとする野球ファン、関係者が関心を寄せていた今オフ最大のトピックに、ひとまず終止符が打たれることとなった。

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 そして、FA市場はここから一気に動くことが予想されている。「二刀流スター」の移籍が決まったことで、他のFA選手、さらに各球団の動向に影響を及ぼすことも間違いない。また、今回、大谷獲得に成功したドジャースによる、もう1人の大物日本人選手へのアプローチもすでに報じられている。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は大谷との契約が発表された直後、オリックスからポスティングメジャー移籍を目指す山本由伸の特集記事を配信。その中で、引き続きNPBからの右腕獲得についての可能性を論じている。

 トピックでは「2023-24年のドジャースはフリーエージェンシーを勝ち取った。次に何が起ころうとも、彼らは勝利したのだ。二刀流のスーパースター、ショウヘイ・オオタニがドジャースの一員となり、誰もが待ち望んでいた瞬間がついに現実のものとなった」として、同メディアによる高らかな“勝利宣言”が綴られている。

 その上で球団が今後、山本への具体的な動きをみせるものと予想しており、米識者のジョン・ヘイマン氏の見解をもとに、「ロサンゼルスはまだヤマモトに興味を持っており、さらに重要なことに、そのスキルをまだ買う余裕があるという」と指摘。

 加えて、今オフ「目玉」選手2人を獲得するのは現実的ではないと見通しながらも、「ドジャースはこのオフシーズンにどうしても先発投手を必要としており、ヤマモト以上に優れた投手はいない」と主張。ローテーション強化のための補強の重要性を説いている。

 一方で、今後の球界については「オオタニがついにチームを選んだことで、フリーエージェントの門は開かれるはずだ。今後数週間で、多くのトップ・フリーエージェントが動きをみせ、ドジャースもニーズを満たすべく積極的な活動に移るはずだ」と説いている。

 ドジャースは、10年7億ドル(約1014億円)見込まれる大谷との驚愕の契約内容が報じられた直後、ふたたび大物獲得へと照準を合わせるのだろうか。いずれにせよ、来季へ向かう米球界は、ここからさらに激しく動き出すことは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「LAはまだヤマモトに興味を持っている」大谷翔平を獲得したドジャースが山本由伸獲りも!? 専門メディアが見解「まだ買う余裕はある」