今シーズン最後の戦いとなるクラブ・ワールドカップ(W杯)に臨む浦和レッズ。現体制での最後の大会に臨む選手たちを、大応援団が見送った。

今シーズンは変速的な日程となった結果、2022シーズンのAFCチャンピオズリーグ(ACL)決勝を戦い、優勝を果たした浦和。アジア王者としてクラブW杯に参加し、15日初戦を迎える。

今季就任したマチェイ・スコルジャ監督の下で上位争いを続けた浦和は優勝の可能性も残していたが、タイトルを逃すことに。YBCルヴァンカップでは決勝まで勝ち残ったが、アビスパ福岡の前に敗れて準優勝。無冠でシーズンを終えていた。

2023-24シーズンのACLもグループ2位での突破に望みをつなぎたかったが、最終節のハノイFC戦でまさかの敗戦を喫し、グループステージで敗退。良いところなくシーズンを終えかけている中、最後の戦いが待っている。

浦和は初戦のクラブ・レオン戦で勝利すれば、ヨーロッパ王者として参加するマンチェスター・シティとの試合を迎えることとなり、とにかく初戦は突破したいところ。世界一を目指す選手たちを、大勢の浦和サポーターが見送った。

クラブの公式X(旧ツイッター)は、練習場であるさいたま市大原サッカー場から夜に出発。すると、グラウンドの周りを大勢の浦和サポーターが取り囲み、フラッグを振って世界に挑む選手たちへのエールを送った。少なくみても1000人以上は集まったと見られる。

日曜日の夜にもかかわらず多くのサポーターは選手たちに向けて「世界を揺らせ」のチャントを披露。さらに「We are REDS」の掛け声で選手たちに勇気を与えた。

日本が誇る熱いサポーターたちを抱える浦和ならではの光景。クラブOBである宇賀神友弥(FC岐阜)は「2018年の天皇杯決勝の前も凄かったけど超えてきたな。これはすごい」と反応した。

また、「アツいな」、「世界を揺らせ!!!!」、「これは凄い」、「これがレッズなんだよな」、「ちょっとうるっとした」、「これが浦和だ!」、「マジで凄すぎる」、「シティに見せつけてやれ」、「流石に選手も驚いてる」、「日曜の夜にこれは凄い」とコメントが集まった。

今シーズンは天皇杯での事件もあり、良いところはほとんどなかったシーズンと言える浦和。日本、アジアで評価されるこのサポーターの熱量を、世界のトップに見せつけられるか注目が集まる。