ジャニーズ事務所・スマイルアップ

11月28日SixTONESが、有料ファンクラブ(以下FC)向け会員サイトで、FC限定カレンダーを作成すると発表した。来年、出版社から出される毎年恒例の「ジャニーズカレンダー」(旧称)は発売しないため、FC限定で買えることを喜ぶファンも多い。

ただ、カレンダーを巡って、スマイルアップ(旧:ジャニーズ事務所)と出版社の関係が変わりそうで…。

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■恒例だった「旧ジャニーズカレンダー」

スマイルアップは、毎年3月に各出版社からカレンダーを発行していた。既刊の2023年度(3月9日発売)は、Sexy Zone、WEST.(旧:ジャニーズWSET)、King&Prince、Snow Man、SixTONES、なにわ男子、Travis Japan(トラビス・ジャパン)、ジュニア(旧:ジャニーズJr.)、関西ジュニア(旧:関西ジャニーズJr.)と、9組のカレンダーを販売した。

ただ、11月にジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、スマイルアップ公式サイトで来年度のカレンダーは発売しないことを発表。そんな中、SixTONESがFC限定とはいえ、カレンダーを制作することになった。

今後、他のグループのカレンダーも作るか注目される。

 

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■「前向きの出版社もあった」

いわば、スマイルアップ側が「自主制作」する形になったが、出版社の間では波紋を呼んでいるという。ある出版関係者は、「『タレントに罪はない』と考え、カレンダーの制作に前向きだった出版社もありました。ですが、公式発表される少し前、スマイルアップ側から各出版社に中止が伝えられ、泣く泣く諦めることになったんです。そんな中、FC限定でカレンダーを制作することになったので、業界内では不満の声もあがっていますよ」と話す。

一律中止だと思っていたら、「自主制作」での発売が決まったため、これまで付き合いのあった出版社側からすると、はしごを外された感覚だったのかもしれない。

 

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■週刊誌の姿勢が変わる可能性も…

ジャニーズカレンダーを刊行する出版社の中には、週刊誌を出すところもある。今回の件で、スマイルアップタレントに対する週刊誌の姿勢が変わる可能性があるという。

スマイルアップタレントのスキャンダルや不祥事を取り上げる雑誌が増えるかもしれません。スマイルアップと敵対関係にある『週刊文春』を除き、ほとんどの週刊誌はスマイルアップとカレンダーでの付き合いがありました。そのこともあってか、同社のタレントに関するスキャンダルに消極的だった印象です。スマイルアップ側からカレンダーを理由に“圧力”を受けたという話は聞いたことがありませんが、週刊誌側が忖度してしまうことはあったと思います」(前出・出版関係者)。

 

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■FC限定に変わった背景

カレンダーによって、長らく「蜜月」だったスマイルアップと出版社。今回、FC限定で制作することになったのにはこんな背景もあるという。

「10月に、スマイルアップの前副社長で広報も務めていた白波瀬傑(しらはせすぐる)さんが退社したことも関係していると思います。これまで、カレンダーの制作は白波瀬さんを中心に進めていましたからね。スマイルアップ側も、彼が辞めたタイミングで“変革”を図ったのではないでしょうか」(前出・出版関係者)。

出版社から旧ジャニーズカレンダーが発売されなくなるのか──。今後の動向を注視したい。

 

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

今期の推しは、『コタツがない家』(日本テレビ系)、『いちばんすきな花』(フジテレビ系)、『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)。

旧ジャニーズカレンダー、FC限定発売で崩れた出版社との「蜜月関係」 スキャンダル増加の可能性も…