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 2024年(令和6年)の干支は「辰(たつ)」。辰は竜・龍とも記され、幸運、繁栄など数々の縁起ものとして親しまれてきた干支の一つだ。1803年に創業し、京都・西陣で220余年の歴史を刻む和菓子の老舗・鶴屋吉信(つるやよしのぶ)(京都市)は、正月にさきがけ、「辰」をデザインした「手づくり最中(もなか) 干支 辰」を公式オンラインショップのみの期間限定で販売開始した。

 「手づくり最中」は、昨年発売した「干支うさぎ」が、晴れやかなパッケージで新年のあいさつや子ども・孫へのプレゼントとして好評を博したことから、今年も辰を親しみやすい絵柄にアレンジし、まんまるな最中種(もなかだね)に彩り豊かにあしらっている。絵柄は、願いをかなえる「如意宝珠(にょいほうじゅ)」を持って雲間に舞い上がる『雲』、古来より魔除けの力を持つとされる鈴に吉祥の松竹梅を添えた『土鈴』、観世水(渦巻く水)と合わせた『観世水』の3種類。しかも、掛紙から缶の巻紙まで全て辰づくしだ。

 また、昨年は「小倉あん・6組入」のみの展開だったが、本年は「小倉あん」と「こしあん」をセットにした「12組入」も用意。「小倉あん」は吟味した丹波大納言小豆と砂糖をじっくりと炊き上げた風味自慢で、「こしあん」はほんのりとユズの風味。そこに、ぱりっ、さくっと香ばしい最中種を缶詰にして詰め合わせているので、自分であんを好きなだけはさみ、出来たてを味わえる。さらに、栗の甘露煮や生クリームバニラや抹茶などのアイスクリーム、季節のフルーツのスライスなど「ちょい足し」の食材でアレンジすれば楽しみも広がる。価格は、最中種6組(12枚入)が 税込み1674円で、12組(24枚入)が同3348円。販売期間は12月7日〜12月下旬で、12月23日~1月上旬に手元に届く。

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かわいい辰をあしらった「手づくり最中」を創業1803年の京菓子の老舗がウェブ限定販売