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12月10日自民党の最大派閥・安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、橋本聖子元オリンピックパラリンピック担当大臣(59)も1000万円を超えるキックバックを受けていた可能性があると報じられた。

安倍派は松野博一官房長官(61)や高木毅国会対策委員長(67)、世耕弘成参議院幹事長(61)や萩生田光一政務調査会長(60)、さらに西村康稔経済産業大臣(61)や塩谷立元文部科学大臣(73)といった幹部6名を含む大半の所属議員側が、パーティー収入のキックバックを受けていたにも関わらず、政治資金収支報告書に収入として記載していなかったとみられている。このことが問題視されており、資金の流れなどの経緯を東京地検特捜部が調べているという。

そんな“裏金問題”で、橋本元大臣の名も挙がることに。しかも、1000万円を超えるキックバックを受け取っていたというのだ。11日、橋本元大臣は取材陣に対し、「政治不信を招き大変反省している」と言いつつ、キックバックを受け取ったかどうかについては捜査中であることを理由に語ることはなく、「しかるべき時に説明責任を果たしたい」と述べるに留めた。

政治家となる前は五輪選手だった橋本元大臣。スピードスケート自転車競技で’96年アトランタ五輪など7つの五輪に出場し、’92年のアルベールビル五輪では銅メダルを獲得。日本人女子選手で初めて冬季五輪の表彰台に立ったことでも知られている。

そして’95年、政治家に転身すると’19年東京五輪の担当大臣に就任。また’21年には女性蔑視発言で批判を受けた森喜朗氏(86)が東京五輪パラリンピック組織委員会の会長を辞任し、そのことを受けて橋本元大臣は同組織の新会長に選出されることとなった。

JOC(日本オリンピック委員会)の公式サイトではフェアプレーとは公明正大な行為や態度のことだといい、そうしてルールを守った上でスポーツマン同士が競い合うことを《スポーツマンシップであり、オリンピズムの一つ》としています。橋本氏は選手としても大臣としても五輪に深く関わってきましたから、政治家としてもそのような公明正大な姿勢が期待されてきました。それゆえ、裏金問題によって橋本氏に失望する声が後を絶ちません」(スポーツ紙記者)

X(旧Twitter)では、橋本元大臣への厳しい声が相次いでいる。

《橋本聖子さんの、スポーツマンシップって何だったんですか 憤り隠せません》
《スポーツマンシップて言葉が崩れ落ちた》
《政治家におなりになるとスポーツマンシップを忘れられるのですね》

また橋本元大臣は’14年フィギュアスケート高橋大輔選手(37)にキスを迫ったというセクハラ騒動もあった。そのため《セクハラしたり裏金受け取ったり何してんだよ》《セクハラしながら裏金もがっぽり》《セクハラ聖子、お前もか》との声もーー。信用は地に落ちてしまったようだ。