チェルシーサポーターにとって2023年は散々な一年だったことだろう。

昨シーズン序盤戦(昨年8〜9月ごろ)からの低調ぶりを、約1年半が経過した現在も引きずっている印象のチェルシー。この間、指揮官はトーマス・トゥヘル、グレアム・ポッター、フランク・ランパード、マウリシオ・ポチェッティーノと来たが、誰が指揮しても戦績の向上は見られない。

今シーズンを“変革期”または“移行期”と位置付ければそれまでだが、この1年半で莫大なコストを投じて獲得してきた新戦力も多くは及第点を与えれず。また、10日のエバートン戦(0●2)では下部組織出身のキャプテン、DFリース・ジェームズがどうやらケガを再発…チェルシーチャンピオンズリーグ(CL)圏内4位と勝ち点「11」差の12位に低迷する。

そんなチェルシーだが、イギリス『サン』は「これ以上、状況が悪化することはない」と前置きし、2023年のとあるデータをピックアップ。チェルシーは2023年にリーグ戦39試合(昨季23試合/今季16試合)を戦い、なんと合計勝ち点が「39」だったのだ。

これは昨シーズンも今シーズンもプレミアリーグを戦う17チーム(※1)で最低タイの数字。ただ、ノッティンガム・フォレスト&クリスタル・パレスと並ぶ勝ち点「39」でも、両チームはチェルシーの39試合に対し、どちらも38試合。“勝ち点率”でチェルシーを上回る。

(※1)昨季で2部降格のレスター・シティ、リーズ・ユナイテッドサウサンプトンを除く17チーム

また、エバートンは2023年の昨季&今季合計勝ち点が「34」なものの、勝ち点10剥奪がなければ「44」。すなわち、ピッチでの勝ち点積み上げが最も少ないチームこそ、現段階でチェルシーとなっているわけだ。

年内にプレミアリーグを4試合残しているチェルシー。なんとか2023年を良い形で締めくくりたいところだ。

◆2023年の昨季&今季合計勝ち点
1.マンチェスター・シティ 「86」
2.アストン・ビラ 「78」
3.アーセナル 「77」
4.リバプール 「76」
5.マンチェスター・ユナイテッド 「70」
6.ブライトン&ホーヴ・アルビオン 「64」
7.ニューカッスル 「63」
8.トッテナム 「60」
9.ブレントフォード 「55」
10.ウェストハム 「50」
11.フルアム 「48」
12.ウォルバーハンプトン 「47」
13.エバートン 「44」(勝ち点10剥奪後は34)
14.ボーンマス 「42」
15.クリスタル・パレス 「39」(38試合/勝ち点率1.02)
16.ノッティンガム・フォレスト 「39」(38試合/勝ち点率1.02)
17.チェルシー 「39」(39試合/勝ち点率1.00)

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