スタンダール・リエージュの日本代表MF川辺駿が、ゴールセレブレーションでも沸かせた。

10日、ジュピラー・プロ・リーグ第17節でアンデルレヒトと対戦したスタンダール・リエージュ。3日前に行われたカップ戦の同カードで、アウェイのスタンダールのサポーターがピッチ発煙筒などを投げ入れたため、スタンダール側は無観客という条件で行われたこの一戦。川辺は[3-4-3]の右ウイングで先発出場を果たした。

試合はアンデルレヒトが先制したなか、前半終盤にはアンデルレヒトのサポーターたちが熱くなり、CKのキッカーを務めた川辺に対しモノが投げ込まれる事態に。そのうちの1つのコップが川辺の体を直撃すると、ジョナサンラルドー主審は試合を中断。アンデルレヒトの主将ヤン・フェルトンゲンがサポーターに落ち着くように促し、ようやく落ち着きを取り戻すというシーンもあった。

そうした中、川辺は前半アディショナルタイムに同点ゴールをマーク。ボックス右からオーバーラップしたマーロン・フォッシーのクロスを中央で待っていた川辺がダイレクトで合わせに行くが、相手が滑ったことでトラップに変更。コントロールから左足で冷静フィニッシュ。相手DFの股間を抜くシュートを決めた。

すると、川辺は先ほどモノを投げ込んできた相手サポーターの方へ向かいながら、両手を耳に当てて煽るようなセレブレーションをお返しとばかりに敢行。アンデルレヒトのサポーターたちからは川辺にブーイングが浴びせられるとともに、再びスタンドからモノが投げ込まれていた。

この一連の流れには、ファンも「煽りまで完璧」、「メンタル鬼」、「見てて最高に気持ち良かった」と反応。ゴールだけでなく川辺の好戦的なセレブレーションも反響を呼んでいる。

また、ベルギー『voetbalnieuws』も「川辺のリベンジ。同点ゴールを決めた川辺は、意識的にボックスに向かって両手を耳の後ろに回すという仰々しいパフォーマンスを見せた」と注目。現地メディアの目も引いていた。

なお、試合はその後両者が1点ずつを奪い合い、2-2の引き分けで終えている。




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